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山口絵理子さんの著書を読みました。

「裸でも生きる 25歳女性起業家の号泣戦記」
「裸でも生きる2 Keep walking 私は歩き続ける」
「自分思考」
「Third Way 第3の道のつくり方」
山口絵理子 著

ある日、友人にマザーハウスの直営店へ連れていってもらった。
広々として爽やかな店内に様々なバッグが並ぶなか、私は一つのトートバッグに惹きつけられた。
私自身、今までに家庭用ミシンでいくつかトートバッグを作ったことがある。店内で見つけたそのトートバッグは、自分で作ったバッグにどこか似ていた。
そのトートバッグは「ジュート」という麻素材で出来ていた。
内側にはお洒落な本革のプレートに「MOTHERHOUSE Made in Bangladesh」の刻印。
何故か手放せなくなり、持ちながら店内をウロウロしていると、見かねた友人がプレゼントしてくれた。とても嬉しかった。

―バングラデシュで出会った「ジュート」という麻素材にすっかり魅せられた私は、丈夫でほかにはない手触り感のあるこのジュートの可能性をどこまでも広げてみたいという強い思いに駆られていた。(中略)
なけなしのお金をはたいて、まとまった量のジュートを買った。そしてその繊維を一本一本ほどいて上質な繊維だけを集めて高密度で織り、まったく新しいジュート製の布地を開発した。(p34-35 )

「Third Way 第3の道のつくり方」

―生産者は、うつむきながらミシンを縫うのをやめ、「誇りとプライド」を持ってモノ作りにあたる。そうしてできた商品を、先進国のお客様は使い、満足する。それはNGOや生産者を支援することという目的ではなく、企業としてビジネスとして行うべきで、デザイン、品質管理、すべてを徹底する。(p120)

「裸でも生きる 25歳女性起業家の号泣戦記」

「途上国から世界に通用するブランドをつくる」と決意した時、山口絵理子さんは24歳。
「裸でも生きる」「裸でも生きる2」からどの様な経緯で、現在の「マザーハウス」があるのかを知った。山口さんの信念が込められているバッグだとは、全然知らずに所有してしまった。今、手にしているトートバッグが、これまで使ってきたバッグたちとは全く違うものに見える。

出かける時に使うたび、バッグに特別な思いを感じる。使っている自分までも少し誇らしいような気分になる。これからも大切に使い続けようと心に誓った。

手作りの温もりを感じるトートバッグ


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