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栄養学『令和5年17番』(6つの基礎食品群)

6つの基礎食品群で、主な食品、主な栄養素、主な働きの組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。
《食品》            《栄養素》    《働き》
1 緑黄色野菜 ―――――――――― 脂肪 ――――― 皮膚や粘膜の保護
2 魚、肉、卵、大豆・大豆製品 ―― たんぱく質 ―― 筋肉や骨等を作る
3 淡色野菜、果実類 ――――――― ビタミンC ―― エネルギー源
4 穀類、いも類 ――――――――― カルシウム ―― 骨・歯を作る

解答 2
魚、肉、卵、大豆・大豆製品 ―― たんぱく質 ―― 筋肉や骨等を作る

解説

食品に含まれている栄養素を分類する方法にはいくつかありますが、そのひとつが「6つの基礎食品群」です。

1群 - 魚、肉、卵、大豆、大豆製品
2群 - 牛乳・乳製品、海藻、小魚
3群 - 緑黄色野菜
4群 - 淡色野菜、果物
5群 - 穀類、いも類、砂糖類
6群 - 油脂、脂肪の多い食品

この6群は、大きな役割によって2つずつがセットになっています。

【主に体をつくるもとになるもの】
1群 - 魚、肉、卵、大豆、大豆製品
2群 - 牛乳・乳製品、海藻、小魚

【主に体の調子を整えるもとになるもの】
3群 - 緑黄色野菜
4群 - 淡色野菜、果物

【主にエネルギーのもとになるもの】
5群 - 穀類、いも類、砂糖類
6群 - 油脂、脂肪の多い食品

さらに、細かい役割と、それに関係する栄養素を加えると次の通り。

【主に体をつくるもとになるもの】

1群 - 魚、肉、卵、大豆、大豆製品
(たんぱく質が多い。主に筋肉や血液になるなど。)

2群 - 牛乳・乳製品、海藻、小魚
(カルシウムが多い。骨や歯をつくる。)

【主に体の調子を整えるもとになるもの】

3群 - 緑黄色野菜
(ビタミン、ミネラルが多い。皮膚や粘膜の保護など。)

4群 - 淡色野菜、果物
(ビタミン、ミネラルが多い。抵抗力の維持など。)

【主にエネルギーのもとになるもの】

5群 - 穀類、いも類、砂糖類
(糖質が多い)

6群 - 油脂、脂肪の多い食品
(脂質が多い)

まずは、分類全体を把握すること。そして、同じ「カラダをつくる」や「エネルギー源になる」場合も、関わる栄養素が異なっていることがポイントです(^^

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