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「新サクラ大戦 the Stage 桜歌之宴」の感想

先日、3/21に舞台新サクラ大戦のライブコンサートに行ってきました。これは昨年11月に開催された舞台新サクラ大戦のキャストによるライブ(に特化したもの)です。そのまんまですね。

その舞台に関してはこちらをどうぞ。興奮のあまり、帰ってから大急ぎで長文を書いたのが懐かしい…w


今回も新型コロナウイルスの感染者数が増え始めてるような、そうでないような、なかなか判断が難しい状況(+延長した緊急事態宣言の期間内)でしたが、無事に開催されたので良かったです。また、前日には仙台の方で刀剣乱舞のミュージカルが地震の影響で中止になってましたが、確か東京の方も揺れてたと思うので、もしもこれが1日ずれてたら開催が危ぶまれてたかもしれません。ほんと何事もなくて良かった。


■開演前のアレコレ

さて、今回は夜の部だけ行きました。昼・夜の両方行くことも少し考えましたが、そのときは他にも予定を入れる可能性があったため、さすがにやめておきました。

余裕を持って出発しましたが、当日の東京は台風でも来てるのかと思うぐらい雨風が強く、想像以上に天気が悪かったです。なんとか会場近くの本屋にたどり着き、前日と当日にその店で販売される(あとは通販のみ)グッズを買い、お昼ご飯を食べたあとはなるべく建物の中で適当に時間を潰し、最終的に会場入口近くで本を読んでました。ほんとはもっとあちこち歩き回りたかったけど、下手に動けないし近くの商業施設は見るものも特に無かったので、これが最適な判断だったかなと。

そして時間になったので入場です。席は右側の真ん中辺り。後ろ過ぎず前過ぎず、割と普通のところでした。前回は中央最前列とめちゃくちゃ良い席でしたが、そう毎度上手くはいきませんね。

開演を待っている間、人の入りも観察してましたが、どんどん入ってきてあっという間にほぼ満席(この時点で思ってた「満席」は1席ずつ間隔を空けた状態)に。しかしまだまだ人は入ってくるし、なぜか自分の右隣にも人が座り始めます。「あれ、この人席ずれてない? そもそも、更に隣の人もずれてない? 言った方がいいのかな…?」と心配してましたが、改めて周りを見回すと空けずに座ってるところもチラホラ。「え、まさか全席使用なの…!?」と思っていたら、左隣にも人が。そして始まる直前にはかなりの席が埋まってました。

昼公演の後に関根優那さん(天宮さくら役)が「満員御礼でした!」とツイートしてましたが、まさかほんとの満席だったとは…。


■ライブコンサート

そんなわけでようやく開演! …の前になんか出てきました。前回の舞台でも好評(?)だった朧(おぼろ)さんです。ノリノリで諸注意(前説というらしい)などを喋り、観客に「推しキャラは誰だ?」とか聞いたりしてました。クラリスと答えられてましたが、なんと昼公演でもクラリスだったとかw 人気キャラやん!

前説が終わり、今度こそ開演です。まずは神崎すみれによる挨拶。…からの「檄!帝国華撃団<新章>」! そして「スタァ誕生」、各キャラソン、アニメエンディングテーマの「桜夢見し」。やはりどれも素晴らしい。

そして「忍者あざみ」の曲ですぐに気づきましたが、望月あざみ役の寒竹優衣さんの歌唱力が明らかに上がっていました。前回の舞台のときよりはっきりと、力強く歌われていたので驚きました。他の皆さんも全体的に上手くなっていたので、やはりこういうものは場数をこなすことで良くなっていくんだなぁと思いましたね。

ここまでは前回も歌われた曲ばかりですが、ここからは過去の歌謡ショウで歌われた曲も入ってきます。いわゆるカバーというやつ(で合ってる?)。「宝島 ~勇気の旗を~」「つばさ」「銀座行進曲」、そしてサクラ大戦1のエンディング「花咲く乙女」、2のエンディング「夢のつづき」、さらに1や2に出てきた劇場スタッフ3人組の曲「あたし泣いちゃいます」を芽組の皆さん(舞台オリジナル)が歌うなど、古くからのファンにとってはたまらないだろう曲が続きます。自分は新サクラ大戦からの新参者なのでピンと来ないものが多かった(一部、動画やOVAで聴いたことある)ですが、どれも良い曲だなぁと思いながら聴いていました。

そんな中、前置きの際に「出雲から上京してきた少女」との説明があって、「そんなキャラおったっけ…?」と思っていたら、「サクラ大戦 奏組」の曲「春よ来い春よ」が始まり驚きました。奏組は10年ほど前に少女マンガ雑誌「花とゆめ」で連載されたり、舞台も行われた女性向けのサクラ大戦シリーズです。以前調べたことがあるので存在は知ってましたが、まさかそこからも曲を引っ張ってくるとは想像もしてませんでした…。

そして今回のライブでは神崎すみれの新曲も披露されました。「舞台の神様」という曲名で、これも良い曲でした。曲単体で聴き直したいところですが、新曲なのでまだこれ以外に聞く手段が無いため、音源が販売(サントラ収録とか)されるのを待つしか無いですね。

最後は再び「檄!帝国華撃団<新章>」で終了! みんな振り付けもしてましたが、自分はプレートライトを逆に持っていたのと、お隣さんに当たらないように意識してたこともあって今回は上手く出来ませんでした…。

全曲終わっても拍手が鳴り止まず、関根優那さんが何度も出てきます。が、あまりにも何度も出てくるため、
1回目「ありがとうございましたー!(アンコールは無いですよー)」
2回目「これからもよろしくお願いします!(これで終わりですよー!)」
3回目「また次回お会いしましょう!(終わりっつってんだろ!)」
と暗に言ってるように感じてちょっと笑ってしまいましたw 自分は2回目の登場でもう無いことを察しましたが、やはりアンコールや何かしらのサプライズは期待してしまいますよね…w


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今回は持ってきたブレード(左)は使わず、当日買ったプレートライト(右)のみ使いました。猛者は二刀流してましたけど、両方の色の切り替えとか考えるとさすがに真似出来なかった…。


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また、プレートライトはよく見ると各キャラの武器マークと、神崎すみれの扇子が描かれています。細かい。


■不満点

とまあ今回もすごく良かったんですけど、一方で残念だった部分もありました。それはグッズ販売の告知があまりにも遅すぎたこと。21日開催なのに17日ごろに初めて告知され、イベントまでに入手する方法は現地近くのお店のみ。しかも特に重要なパンフレットは置いておらず、ブロマイド等に関してはデザインが未公開、当日15時に販売が解禁されるものもある、などいろいろと気になることばっかり。

はじめは「なんでこんなに発表が遅いの?」「ギリギリに着く人は間に合わないし、夜公演後とか店が閉まってて買えないのでは?」「前回はかなり前から発表されてた&事前通販を受け付けてたのに」と思ってましたが、ライブ後に公開されたブロマイドのデザインを見ると新しい衣装を着てますし、パンフレットもおそらく掲載されてるであろうセットリストや新衣装を伏せておきたかったのではと想像出来るし、情勢的にスケジュールの乱れがあったのかもしれないし、理解出来なくも無いです。ただ、もうちょっとなんとかならなかったのかと思いましたね…。次は売り方をしっかり考えてもらいたいです。

あとは個人的な理由ですが、なんか物足りなかったというか、楽しみ切れなかったように感じました。というのも、サイリウムの色や振り方が周りの人と違ってないかとかを意識し過ぎて集中出来てなかったんですよね。たぶん人数が少なくて前列や最前列だった前回と違って周りの人がどうしてるかがよく見えたからこそ、そうなってしまったのかなぁと。別に振り方なんて自分の思った通りにやればいいし、間違いなんて無いと思うので気にしなくていいんでしょうけどね。次は秋に再びライブコンサート、冬に舞台の第2弾が開催されるそうなので、そのときは思いっきり集中して楽しみたいです。


■終わりに

「舞台新サクラ大戦」は舞台、ライブコンサートと2回行われ、さらに今後2回分の開催が予定されています。一度きりで終わりではなく、これからも続いていくものであるということが改めて明確になったと言えますね。

また、舞台とゲームでキャストが違うことに対する否定的な意見も前回の舞台でいきなり払拭出来ていますし、むしろ舞台キャスト版のサントラを出してくれ、ゲームの声を舞台キャストで吹き替え直して新たに出してはどうかという肯定的な意見も見受けられました。かくいう自分もそういった意見には大いに賛成ですし、なんなら今後ゲームの続編が出る場合、声を舞台キャストに完全移行してもいいんじゃないかとも思っています。両方収録して声優版、舞台キャスト版を切り替えられると最高ですが、これはさすがに難しいでしょうね…w

そんなわけで、これからも引き続き新サクラ大戦と舞台新サクラ大戦シリーズを応援していきたいと思います。


■セットリスト(セトリ)

セットリストに関してはこちらをどうぞ。1つだけ昼と夜で違うものもあります。(あと、記事では奇跡の「鐘」が「瞳」になってる誤字もありました…w)


それにしても、1時間半ぶっ通しで20曲歌うのはすごすぎるよなぁ…。

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