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こんなセンターフォワードが欲しい(2022シーズン向けジェフ千葉の補強)

2022シーズンに向けたジェフの補強が続いているが、補強ポイントの中でまだ手付かずなのがワントップの補強である。今季、櫻川ソロモン(20歳・190cm)という才能が開花したことでレギュラーポジションは埋まったものの、今季獲得したサウダーニャ(22歳・185cm)はワントップタイプではなく、ブワニカ啓太(19歳・186cm)もこれからの選手。そもそも三人とも若すぎる印象があり、シーズンを通して計算ができる経験のあるセンターフォワードが欲しい。

そんなわけで、今回も獲得オファーの候補になりそうな選手を挙げていきたい。

1.杉本 健勇(29歳・187cm)

2021シーズン:27試合5得点0アシスト

かつて尹晶煥はサガン鳥栖で豊田陽平(36歳・185cm)、セレッソ大阪で杉本健勇をワントップに置いて戦い、豊田は20得点(J2では23得点)、杉本は22得点を記録した。それぞれキャリアハイの数字であり、尹晶煥はワントップに点を取らせるのが上手い監督と言えるだろう。

安田理大、福満隆貴と尹晶煥の教え子は出番を多く貰える傾向があり、その意味で成功体験がありワントップが任せられる杉本を最も欲しているのはジェフなのかも知れない。

問題は推定6,700万円とされる高額年俸。さすがに全額支払うのは不可能であり、限度は4,000万円(外国籍選手に支払う額)くらいか。その額を用意するには新外国籍選手を諦めるくらいの思い切りが必要で、それでも彼がJ2クラブを選んでくれる保障はない。

2.皆川 佑介(30歳・186cm)

2021シーズン:15試合0得点1アシスト

長身の汗かき役、最前線で体を張れて守備能力が高い。ジェフ好みのワントップで尹晶煥のスタイルと相性が良さそう。2018年にJ2ロアッソ熊本でプレーして41試合11得点6アシストの活躍。今季加入したベガルタ仙台との契約年数はわからないが、推定年俸は約1,000万円と杉本に比べればお買い得感がある。仙台で付ける背番号19はジェフでは空き番だが、個人的にはジェフの背番号18を背負って欲しい選手。

3.戸島 章(30歳・191cm)

2021シーズン:22試合1得点1アシスト(J2)

松本山雅から東京ヴェルディに期限付き移籍中。かつてジェフの背番号18を背負った長身のテクニシャン。空中戦を得意とするタイプではなく、2018年までジェフに所属した指宿洋史に似たタイプ。守備も頑張れて裏抜けも上手い。最後にソロモンを育てて・・・というにはまだ若過ぎるが、ジェフリザを含めて色んなクラブを渡り歩き、良いお手本になれる選手。

4.渡邉 千真(35歳・182cm)

2021シーズン:30試合4得点1アシスト

J1通算381試合104得点。百戦錬磨のストライカー。大卒ルーキーとして城彰二以来、史上2人目となる新人でのリーグ戦二桁得点を達成(13得点)。二桁得点はキャリア4度経験している。ここ3年は主にジョーカーとして活躍しており、それはジェフの補強ポイントでもある。櫻川ソロモンの育成をメインに考えた時には彼のように経験があって、かつジョーカーとして手助けできる存在の方がマッチするのかも知れない。

5.田中 順也(34歳・181cm)

2021シーズン:7試合2得点0アシスト

J1通算228試合51得点。左利きのパワーシューター。ボールの受け方は天才的、常に最適なポジショニングのインテリジェンスなイケメン。上手さと強さを持った万能型ストライカー。ドリブルが上手く左右のSHでもプレー可能。ジェフではワントップ兼任シャドーストライカーのイメージ。昨季獲得した大槻周平も左利きだったが、チームとして1枚前線にレフティーが欲しいのかも知れない。

蛇足だが、2011年「もつ鍋 わたり」に現れる野球博士のコミさん(小宮山悟氏)に横浜ベイスターズの話を聞いても、柏レイソルの田中順也の話しか返って来なかったらしい。

6.瀬沼 優司(31歳・185cm)

2021シーズン:33試合6得点2アシスト(J2)

J2通算219試合40得点。非常に守備力が高いファーストディフェンダー。圧倒的な走力でプレスの起点になり、貪欲にゴール前へ飛び出しシュートを狙う。メンタルが強く、絶対に諦めない気持ちを体現できる存在。今季から金沢の背番号10を背負う。彼のようにクラブのエースとして活躍している選手は希少価値が高い。

7.川又 堅碁(32歳・184cm)

2021シーズン:0試合0得点0アシスト(J2)

最後に、今季は全休した川又。彼が復帰すればそのまま補強の意味合いになる。J1通算213試合70得点、J2通算67試合24得点。J通算100得点クリアはノルマだろう。左利きの万能型ストライカー。強いメンタルと泥臭いプレースタイルはすでに多くのジェフサポーターに愛されている。

彼の稼働率を考えればFW補強は必須だが、それでも川又にジェフユナイテッド千葉で夢を叶えてほしい。進退をかけたシーズン、不死鳥のごとく蘇った川又と共に昇格を喜びたい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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