母を見送ったあと
母がなくなって四十九日を迎えようとしている。
母が亡くなったら、私は一体どうなるんだろうって、あんなに不安だったのに、ビックリするくらい実感がわかない。
私は一度実家から出て、ひとり暮らしをしたが、やはり地元にもどって就職を決めたのは大好きな母のちかくにいたかったから。
母の死に目に会えないのが嫌で、戻ってきたのだった。
それが20歳の頃の話。
それくらい母が大好きだった。
ただ緩和ケアの病院に移ってから、面会いくたびにどんどん弱っていく姿を目の当たりにし、私自身の心の準備を整えてくれた母の心遣いだったんだと思っている。
死んでいく姿をきちんと見せてくれた母。はじめての看取り。
感謝しかない。
死ぬのは怖いことじゃないんだと、教えてくれた。
実感もなく、日々すぎたけど、すこし時間が経ってきたらちょっとした事で、ココロが揺れる今日この頃。
今までこうだったから
これからもそうなるってことはなにもなくて、常に変化していく。
そうおもっても変わるのが怖い。
自分が傷つかないための
期待を持たない考え方。
それって少しさびしいなぁと。
コロコロ変わる思考に振り回され続けて、疲れがどっと出てきている。
今年の夏の暑さが本当にしんどい。
体も心も疲れている。
こんな感じで、すっかり内にこもって、1人で考え事ばかりしている。
外に出たり人に会うパワーが溜まるまでは仕方ない。
時間がきっと解決してくれる。
だってみんなもそうやって、平然とした顔してるけど心の中でお母さんの死を乗り越えていってるんだよ!って言い聞かせている今日この頃。
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