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繋ぐな。

居酒屋でビールのお供に合鴨スモークを頼んだんだが、ふと「合鴨」ってどういう鴨だ?と思いググってみた。

野生のマガモとアヒルとの交雑交配種。ただし、アヒルはマガモを品種改良した家禽品種で生物学的にはマガモの1品種であり、その交配であるアイガモもまたマガモである。「マガモ」、「アヒル」、「アイガモ」という呼び変えは生物学的なものではなく、歴史的伝統による慣例や認識にすぎないか、あるいは商業的な理由によるものである。(Wikipedia)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%A2

合鴨とはマガモに限りなく近く、またアヒルも同様である、ということのようだ。なんとなく、茶色いのがカモで白いのがアヒルくらいな認識をしていたが、別にそういうわけですらなく、強いていえば大きさが違う(合鴨の方が小さい)だけらしい。つまり、
 (マガモ+アヒル)÷2=アイガモ
であると同時に、
 マガモ≒アヒル≒合鴨
という図式が成立するくらいの関係だと思って良いだろう。

こういう、明確な相違がはっきりしない物事について知ると、いつもスッキリしないというか「せっかく調べたのになんだよもー」みたいな気分になるんだが、
今回はあることに気づいてしまった。

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あれ?
てことは私、コイツの味を知ってる…?

合鴨もマガモもドナルドも、同じDuck(マガモはMallard duck)である。
多少脂身が多いとか味が淡白とかの差異はあっても、概ね鴨鍋とか合鴨スモークとして口にするあの味だろう。

さらに、じゃぁあのスウェーデンの児童文学『ニルスの不思議な旅』でガチョウのモルテンが空を飛べないせいで雁の群れにからかわれたりしてたけど、あいつらはどうなんだ?と調べてみたら、

ガチョウとは、野生の雁(ガン・かり)を飼いならして家禽化したもので、家禽としてはニワトリに並ぶ歴史を有しており、古代エジプトにおいてすでに家禽化されていた記録がある。(Wikipedia)

つまり、ガチョウのモルテンも雁の隊長アッカも、だいたい同じ味ということだ。

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素敵なやつ モルテン
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アッカ隊長

ただし、モルテンは家禽のためおそらく穀物飼料を与えられていたと考えられることから、モルテンの方が脂身が多いと思われる。
…そうか。ビールに合いそうだな。

ここまでで得た知見は、
アニメキャラの味について言及してはいけない。
ということだ。

世の中には繋げてはけない点と点があった。
もうドナルドのことを今までと同じように見てあげられなくなったかもしれない。
(赤ワインに合いそう…)ごめん。


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