「虎に翼」52話感想
「あれ、君朝ドラ感想は週一じゃなかったっけ?」
「すみません、今回も面白かったので感想書きたくって…」
茶番はここまで。今週を境に毎日投稿に切り替える(かもしれません)。
早速癖つよ上司が出てきましたね。
滝藤賢一さん演じる多岐川幸四郎。
モデルとなったと思われるのは「家庭裁判所の父」と呼ばれる宇田川潤四郎さんです。
こちらの記事に詳しく載っていました!↓
https://www.rekishijin.com/37298
まずファーストカットが、謎の滝行。滝藤さんだから滝行なのでしょうか?
ただ、今のところの多岐川さんはちょっと掴みどころがないというか飄々としている感じがするので、その裏にある信念を示すシーンだったのかも。
家庭裁判所準備室にやってきた寅子を前に
「スルメが焼けた!」とニコニコで食べさせようとしたり、「親睦を深めるにはこれだ」とお酒を持ってきたり、議論の最中にいびきをかいて寝ていたり。
極め付けは、食糧管理法を守って餓死した花岡を「馬鹿タレ判事」呼ばわり。
うーん…花岡のこれまでを知っている我々からするとちょっと頂けません。
ただ、花岡のモチーフになったとされる山口判事の息子さんが、妻子を残して死んでいった父に反発する言葉を残しているので、そのような辛口の見方を反映させているのかもと思いました。
でも、多岐川さんの言うことも一理ある。法を守るのも、信念を貫くのも、生きてこそ。
友人を馬鹿タレ呼ばわりされて黙っていられない寅子。見かねた小橋(発芽玄米)が、
「佐田と花岡はその…昔男女の仲でして…」という誤解の極みみたいな発言をしてしまいます。
最悪のフォローではありますが、まあ、あの場を少しでも早く抑えるにはそう言うしかなかったのかも…。小橋も成長したね。
多岐川さんは結局争いを放棄します。
「君も正しい、俺も正しい。それでいいだろ。喧嘩は時間の無駄だ。分かり合えないことは、諦める!」
潔すぎる多岐川さん。
言われてみれば喧嘩って、相手を屈服させることに重きを置いてしまうと言うか、それが主目的になってしまうところがあるので、諦めるのも一つの選択肢かもしれません。
ただものじゃない香りがぷんぷんしますね。これから楽しみです!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?