「虎に翼」61話・62話

始まりました。13週「女房は掃きだめから拾え?」。
ものすごい言葉ですが、自分の家より格上のところから妻をもらうと立場が弱くなるから、格下の人を選べということです。
それだと若い頃の藤原道長の立つ瀬がないぞ(結婚したときは妻・源倫子のほうが家柄が良い)

1.「大庭家の一族」


家庭裁判所は、子供の保護だけでなく相続の手伝いをしなくてはなりません。梅子さんの夫・大庭徹男が亡くなったことで大庭家では相続問題が勃発。寅子は特例判事補としてこの案件を担当することになりました。
お妾さんの登場により、事態はややこしくなります。

お妾さんは遺言状を出してきます。その内容は、「大庭徹男は、全財産を元山すみれ(お妾さんの名前)に譲る」というもの。
しかし、この手の遺言状があったとしてもその通りにすることはできません。

今の民法では「遺留分侵害額請求権」というものがあります。このことを梅子さんが光三郎に耳打ちしていたシーンに感動しました。
兄弟姉妹以外の法定相続人、具体的には
・配偶者
・子供(もしくはその代襲相続人)
・直系尊属(配偶者や子供がいない場合のみ)
この人たちには、最低限の額をもらう権利があるのです。

この記事のメインはドラマの感想なのでこのあたりにしますが、民法(相続など)はまた今度一本記事を書いてみたいと思っています。

2.再会からの再会


大庭家の話し合いの場では、スンとした態度を取っていた梅子さん。あとでこっそり寅子に会いに来てくれました。
「トラちゃん。ごめんね、さっきは嫌な態度をとってしまって」
公(?)の場ではわきまえつつも、あとでフォローしてくれるあたり優しい梅子さんのままですね。

寅子は梅子さんにすこし時間を取ってくれるようにお願いして、「轟法律事務所」に連れて行きます。
梅子さんを目にした瞬間、感動のあまり顔をぐしゃぐしゃにして泣く轟、推せます。ここに花岡がいたら…
そして「いつまで泣いているんだ」と突っ込むよねさんもマジよねさん。

そして視聴者全員が疑問に思っているであろうことをよねさんが突っ込んでくれました。
「なんで今も大庭の家にいるの?」

10年前の司法試験の日、三男・光三郎を連れて逃げ出したはいいものの、すぐに連れ戻されてしまったそう。その直後に夫が倒れ、ケア要員としてかり出されたのでした。しかし、恥ずかしくて寅子たちには言えなかったとのこと。

ともあれ、無事でよかった…。

3.明律の仲間たちが「法曹」している


判事補(ほぼ裁判官)は寅子。弁護士として受け持つのは…轟!
よねさんという最高の助手を得て、無双状態です。

1で書いた、お妾さんが持ってきた遺言状の偽造を暴いたのも轟です。
遺言状の住所に足を運んだけれど全く別の人が住んでいたと。
お妾さんはごねたものの、この遺言状は撤収。
しかし、本当の修羅場はこれからです。
本当に怖いのは肉親なのかも…

明日も楽しみです!



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