伝え方が9割を読んでみた

みなさんごきげんよう。今日も素晴らしい1日を過ごしてますか?

著者は佐々木圭一(ささき・けいいち)さん
コピーライター/作詞家/上智大学非常勤講師

上智大学大学院を卒業後、博報堂を経て、株式会社ウゴカス設立。もともと伝えることが得意でなかったにもかかわらず、コピーライターとして配属され苦しむ。ストレスから1年で体重が15%増、アゴも無くなる。あるとき、伝え方には技術があることを発見。そこから伝え方だけでなく、人生ががらりと変わる。本書はその体験と、発見した技術を赤裸裸に綴ったもの。
書籍『スティーブ・ジョブズ』に出てくる伝説のクリエーター、リー・クロウのもと米国TBWA/Chiat/Dayで2年間クリエイティブに従事。日本人初、米国の広告賞One Show Designでゴールド賞を獲得(Mr.Children)。アジア初、6カ国歌姫プロジェクト(アジエンス)。カンヌ国際クリエイティブアワードでシルバー賞他計5つ獲得、Ad Festでゴールド賞2つ獲得、アジアで最も成功したと評価されAIMアワードグランプリを獲得、など国内外55のアワードに入選入賞。広告以外には、郷ひろみ・Chemistryの作詞家として、アルバム・オリコン1位を2度獲得。日本動物愛護協会最年少理事。雑誌「動物たち」のカバーデザイン。Warner Music Japanのレーベルロゴデザイン。上智大学非常勤講師として人気。心を動かし、人を動かすことをライフワークにしているのだとか。

なんかすごい経歴ですね。

個人的によかったポイントをリマインドしておきます。

・伝え方にはシンプルな技術がある
・感動的な言葉は、つくることができる
・伝え方や言葉の技術を持っている人は、働いても成果をさせる

[「ノー」を「イエス」に変える技術]
・自分の頭の中をそのままコトバにしない
・相手の頭の中を想像する
・相手のメリットと一致するお願いをつくる
・お願したいことを「相手の好きなこと」からつくる

[強い言葉をつくる過程]
・「強い言葉」は人の感情を動かすエネルギーがある
・そのエネルギーを「コトバエネルギー」と呼ぶ
・言葉に高低差をつければ、エネルギーは生まれる

[強い言葉をつくる5つの技術]
①サプライズ法
感嘆符や枕詞を置く
「(語尾に)!」
「びっくり、~」
「そうだ、~」
「ほら、~」
「実は、~」
「凄い、~」
「信じられない、~」
「あ、~」
※サプライズ法のつくりかた
▶伝えたい言葉を決める
▶適したサプライズワードを入れる

「今日はいい天気」をサプライズ法に変換すると、
「びっくり、今日はいい天気」
「信じられない、今日はいい天気」
「あ、今日はいい天気」
など

有名ないのは
「あ、小林製薬」
「そうだ、京都行こう」


②サプライズ法
例)オバマ大統領スピーチ
「これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ。」
※サプライズ法をつくる順序
▶最も伝えたい言葉を決める
▶伝えたい言葉の正反対のワードを考え、前半に入れる
▶前半と後半がつながるよう、自由に言葉を埋める
例)「私は味方です」をギャップ法で強い言葉にしたら?
▶誰もが 敵 になっても 私は味方です。

③赤裸々法
赤裸々法はあなたの言葉に、
体温を感じさせ、
ときに詩人のようなニュアンスを
つくり出すことのできる方法。
※赤裸々法をつくる順序
▶最も伝えたい言葉を決める
▶自分のカラダの反応を赤裸々に言葉にする
▶赤裸々ワードを、伝えたい言葉の前に入れる
例)「お腹がすいた」を赤裸々法で、強い言葉に変える
「何も考えられない。お腹がすいた」
「お腹がグッと締め付けられる」お腹がすいた

④リピート法
言葉を繰り返すことで強度を持たせる。
※リピート法をつくる順序
▶伝えたい言葉を決める
▶くり返す
例)「今日は暑い」をリピート法で強い言葉にする
▶「今日は暑い、暑い。」

⑤クライマックス法
とぎれかけた相手の集中力を戻し、
あなたの話にもう一度食いつかせる
ことができる技術。
クライマックスワードを活用する
「ここだけの話ですが~」
「他では話さないのですが~」
「誰にも言わないでくださいね~」
「これだけば忘れないでください~」
「一言だけつけくわえますと~」
「ワンポイント・アドバイスですが~」
「3つのコツがあります、1つ目が~」
※クライマックス法をつくる順序
▶いきなり「伝えたい話」をしない
▶クライマックスワードから始まる
例)「私はカレーが好きです」をクライマックス法で強い言葉にする。
「ここだけの話ですが、私はカレーが好きです」

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