赤ちゃんができたことを報告する時期?

さいしょの話はこちらから。

こうして僕とお嫁さんは「夫」と「妻」から「父」と「母」のステージへとそれぞれ足を踏み入れたのです。

「僕が父親かぁ・・・」とふと足をとめて物思いにふけることが、当時よくあったような。「もうハタチかぁ」「もうミソジかぁ」「ついに結婚かぁ」と、ここまでに色んな節目はありましたが、新たな命がやってくるというのは過去のどんな経験よりも、心に(良い意味で)ずっしりとくるものがありした。

図1

と同時に「がんばるぞ!!」と改めて腹の底に力を入れて気合を入れ直したものです。あとは事あるごとに「もう父親なんだから」と思ってました。

さて、お医者さんへ行く日は決まりました。あとは、周りの人たち特に「両親たち」へいつ「子どもできたよー‼」と伝えるべきか。何やらネットで調べてみると、安定期に入ってからがベターであるとか書いてあります。

なるほど・・・確かにそうですよね。妊娠初期は色々なリスクが高く見積もられる時期であるし、そんな急ぐことでもない。ただ親たちには今すぐにても伝えたいな~というのが本音。僕らは話し合って「職場には安定期に入ってから伝える。互いの親族には病院へ行って、ちゃんと赤ちゃんが元気か確認できたら伝える」ことにしました。

そこから初診までの日々が、あれでしたよね。じわ~っとした緊張感が日々続きましたよね。僕が小心者なのもあるのですが「もし・・・」なんてことをやっぱり人間どうしても考えてしまうものなのです。そんな考えがよぎるたびに「いやオイ!!大丈夫だよ!!!」と必死に頭を振りながら、赤ちゃんの健康を祈ったものです。

僕はお嫁さんが大好きすぎるので、ふだんから彼女に愛を持って接しているつもりではありますが、赤ちゃんができてからは特に「安全」に気を使うようになりました。当時僕らは2階建ての賃貸住宅に住んでました。毎日必ず階段を下りねばなりません。

みなさん、昔から色んなドラマで妊娠している女性が「あっ・・・!」と足を滑らせるシーン、ご覧になられたことないですか。「いやいやそんなドラマなことなんて・・・」思いつつやっぱりですね自分のパートナーが妊婦ちゃんになると、そんな万が一のケースも想像してしまうわけですよ。もうね、出来る限り手を繋いで階段一緒に降りましたよ。雨が降った後とか滑りやすくて本当に危ないんですよね。実際僕はその階段で足滑らしーの、背中打ちーの、肋骨にヒビを入れたこともありました。

そんなこんなで日々お嫁さんと赤ちゃんの健康と安全に集中しつつ、「父親かぁ・・・」とふと思いつつ日々は流れて行き、ついに初の受診日がやってくるのであります。

第③話へつづく。


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