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モノマネ芸人さんに見る「コンテンツビジネス」の本質

モノマネ芸人さんと近いなって思ったんです。コンテンツビジネスって。
考えてみると「モノマネ」も、あるキャラクターやヒトをマネして見せるという一つのコンテンツです。
モノマネって、ただその有名人とかキャラクターの特徴とか声に似せてるだけじゃんって思う人が大半だと思うんですけど、その人と全く同じ声質に似せる事ってほぼほぼムリなんですよね。たまたまめちゃくちゃ声質が近いとかでもない限り、全く同じようには出来ないものです。

でもモノマネ芸人さんは、その似てない要素の部分を、自分の個性やお笑いのネタ・センスを盛り込んでカバーしますよね。
そして、考えたネタをひたすら練習しまくって極める。それから客前で披露した後にダメだったところを修正して更に練習して上達させます。

そういった事を繰り返していると、モノマネ芸人さんなのに、やがてその芸人さんのキャラクターが際立ってきたり、フィーチャーされたりする。そしてそれが定着したら、
「〇〇さんってモノマネ芸人だけどトークめっちゃ面白いよね!」
「あの動きマジウケる!」
なんていう風に浸透して唯一無二の存在になっていきます。

話を冒頭に戻して、なぜビジネスをモノマネ芸人さんに例えたかというと、ビジネスの本質として導入はまず"他人のモノマネから入る"からです。

例えば、世界一の資産家でMicrosoftの創始者ビル・ゲイツは、一緒にビジネスもしていたAppleで有名なスティーブ・ジョブズのテクノロジーをマネして、先んじて世に出しました。
ジョブズは烈火のごとく怒りましたが、そのジョブズでさえ、ゼロックスという企業のアイデアを拝借(マネ)していた事を、後にゲイツが語っています。
その他に、マッサージの全国チェーンとして認知度の高い「リラくる」も、元は創業者がよく通っていたマッサージ店を徹底的にマネをして研究し、そしてその後に独自のビジネスモデルを確立しました。
(ちなみにリラくるは、世間の認知はマッサージチェーンですが、実は「"マッサージ施術師"と"利用者"のマッチングビジネス」として運営されています。なので、施術師さんはリラくるの社員ではなく、いわゆるエージェント契約をした個人事業主という立ち位置です。他にはヤクルトレディさんなども近い就業形態ですね。めっちゃ話逸れましたね。笑)

つまり、その規模の大小に関わらず、まずは徹底的に誰かのマネをして仕事を生み出す、そしてそれを欲しい人へ提供する、というのがビジネスの本質なのです。
その欲しい人たちを探し出す作業がマーケティングです。欲しい人たちに売る方が圧倒的に売れるしラクですからね。

ゲイツは後の話で、ジョブズはテクノロジーについて何も分かっちゃいない、ただのスーパーセールスマンだと語っています。ジョブズ自身も、せっかく良い製品が出来ても知られなければ意味がない、というような事を話しています。

< 今回のまとめ >
テクノロジーが手元になければ徹底的にパクれ!マーケティングの力がなければ知っている人から徹底的にパクれ!そしてそれを誰も寄せ付けないほどに極めよ!そしてそれは走りながら行え!
これが最速で結果を出す方法です。

最後まで読んで頂き有難うございました。

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