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映画「法廷遊戯」の話

11月10日公開の法廷遊戯の先行上映観に行ったんですけど、端的に言うとめちゃくちゃ面白かった。

ていうか「面白かった」って言葉で片付けるには登場人物の置かれてる環境は重すぎるんだけど、そこをエンタメとして消費して良いのかっていう葛藤は生まれるかもしれない。
私は途中、現実世界でも同じようなことがきっと起こっているんだろうなって考えてしまってちょっとしんどくなった。

なるべくネタバレしないつもりだけど、ネタバレしてしまうかもしれないので自衛してください!(他力)

原作読んでないし、なんなら逆転裁判とか遊戯王とかと間違えてた節はあります。
(どっかの誰かに怒られろ)

あと、私が完全ミリしら状態で観に行ったからなんですけど、予告の印象とは違う展開だった。

戸塚くんは結構すぐいなくなります。
それから「この人、潮田玲子に見える」って思ってた人は潮田玲子でした。
(突然のすごいネタバレ)

始まりからなんとなく不協和音ずっと聴かされてるような心の落ち着かないモヤモヤした気持ちが続くんだけど、どんどん引き込まれていって目が離せなかった。

法廷ものって裁判シーンにかなりエンタメ感出ると思うんですけど、弁護士が張り切って声張ってウロウロしまくるとかがなかったので、そこはものすごくリアルだったと思う。
(全然伝わらない感想)

接見室のシーンは両方の表情が見えるような撮り方してて興味深かった。
後から調べて知ったんだけど、深川監督は映画の白夜行の監督らしくて、私はあの映画暗くて薄気味悪くて割と好きだったので今回もすんなり面白いと思えたのかも。

登場人物の置かれてる環境ってさっき言ったけど、そこを言い訳にして「だからこんなことしても仕方ないでしょ」はダメなんだよね。
もっと違う方法で向き合わなくてはいけなかったんだけど、幼すぎてそれも難しくて、色々なことが連鎖して悲しい出来事が増えていく。

でも、生活は続く、悲しいこと忘れて楽しい瞬間もある。っていう描写もあるからリアルさがある。

清義と馨がキャッキャウフフするシーンは背景にあるもの全部取っ払ってただの友達にしてあげたいって心から思った。

とにかく私はすごく好みの映画だったなっていう話。

とりあえず杉咲花ちゃん凄すぎ。

公開されたらまた観に行きます。
パンフも欲しいし。

どうでもいいけど、映画のチケットちゃんとインボイス対応してる。

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