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【同性愛】 夢のなかでもマイノリティ


 眠りの浅い夏は、夢を覚えていることが多い。
私は、夢のなかでもマイノリティ。
そんなとき、やはり自分の本心からの感情なのだなと気がつく。



今朝みた夢では、女性と男性の二人から同時に、手を差し伸べられていた。
そのどちらの手を取るかを決めなければならない。覚悟を決めて、手を取る方を一瞬の判断で決めなければならない場面。

You have to choose the one
(選ばなければならない)


そのとき、夢のなかの私が掴んだ手はどちらだったのか。

Somewhere over the rainbow
(虹の彼方)
Way up high
(どこか空高くに)
There's a land I heard of
(子守唄で聴いた)
Once in  a lullaby
(場所がある)

Cited from "Somewhere Over the Rainbow"
by The Wizard of Oz


Someday I'll wish upon a star



夢のなかでの自分

 みなさんは、夢を見ますか。寝ているとき。そして、覚えていますか。



私は覚えていないことも多いけれど、朝に目覚めてまだ夢うつつの、ほんの数分間だけ、たった今まで見ていた夢の光景を覚えていることがあります。それは日常生活に近い夢だったり、行ったことがないような場所にいる夢だったり、知っている人や知らない人が出てくる夢だったり、さまざま。


寝ている間に脳が記憶の整理などをすることからなのか、夢のなかでは、現実でふと思っていたこと、考えていたことが反映されていたりして「あれ、これって夢? それとも現実?」なんて夢を見ながら考えていたりしますよね。



そして、たまに恋愛絡みの夢を見ることも。



今朝みた夢

 冒頭でも触れた、今朝みた夢がとっても印象的だったので書いてみます。

幕開きは、東京。なぜか深夜の電車の乗り継いでいる場面。とある会場に向かわなきゃいけないということだけがハッキリとしていて、そこにスーツ姿で深夜から向かうという辻褄の合わない夢でした。窮屈なリクルートスーツに身を包んだ私がいて、朝を迎えて到着した会場にも大勢のリクルートスーツを身に纏った同世代の子たちがいる。

大型の就職説明会場みたいな場所。それぞれ10名ずつぐらいに区切られた長テーブルが置いてあって、自分の班や座席が決まっているらしく私は手慣れた様子で自分のテーブルを探す。

あらかじめ決められたテーブルに座ると、おそらく同期であろう子たちが同じように座っていて。そこには男女が入り混じっていて、隣に座っている女の子(顔も名前も現実では知らない人)と私は仲が良いらしく、ずっと楽しそうにお喋りしていた。顔はハッキリとは分からないけれど、落ち着いた茶髪のフワフワしたミディアムぐらいの髪の毛で、優しそうな柔和な表情。

向かい側の席には、こちらも同じように私と仲が良いという設定の男の子が座っていた。


入社式の直前っぽいな、と思っていたら急に場面が変わって、なぜか目の前に座っていた男の子か、自分の隣に座っていた女の子どちらかを選ばなければならない場面になって。

二人が私に向かって手を差し伸べてきた。


Which hand should I take
(どちらの手を取るべきか)


そこで、私は男の子の方に行こうとしていました。ただ、心のなかで渦巻いている感情は「好きではないけど、別に嫌いじゃないし」みたいな気持ちを抱いていた。
だから、すぐに思い直して「やっぱり、そんなのは自分の人生じゃない!!」って女の子の手を引っ張ったところで目が覚めた。そして、二人で光のなかに走って消えていくという、なんともメルヘンな夢。


I chose the one's hand
(私はその手を掴んだ)


Somewhere over the rainbow
(虹の彼方の)
Skies are blue
(空は青く)
And the dreams that you dare to dream
(心から信じた夢は)

Really do come true
(すべて現実のものとなる)

Cited from "Somewhere Over the Rainbow" by The Wizard of Oz


なんだか自分へのメッセージ性が強い夢を見て、今でもこうやって書き残せるぐらい覚えていたので、つい書いてみました。他人の(寝ている間にみる)夢の話なんて、とっても興味がないかも知れませんが、そんな夢を見たというお話です。




不思議な夢の世界

 寝ている間にみる夢って本当に様々ですよね。たとえば、まだ出会ったことがない、ボヤァ〜っとベールに包まれた概念のような人と会っている夢だったり、好きだった人と久し振りに再会してまたフラれる夢だったり、いま好きな人とバッタリ出会う夢だったり。


みなさんは、仮に恋愛が絡む夢を見ているとき、相手の性別はどちらなのでしょうか。もちろん、セクシャリティにもよると思うのですが、私はそんな夢のなかでも、やはりいつも同性に惹かれています。


そんなとき、やっぱり私は同性に惹かれるのだなぁなんて思う。


まだ大っぴらに本当の自分を打ち明けられない時代であっても、周りからの心ない言葉が聞こえてくる社会であっても、好きな人と法律で認められない現実があっても、私は自分が自分に生まれたことに誇りを持って、本当に言葉通り、そんな自分の人生を夢見ているのかも知れません。

Someday I'll wish upon a star
(いつか 星に願う)
And wake up where the clouds are far behind me
(雲は遥(はる)か後ろに流れ 目が覚めて)
Where troubles melt like lemon drops
(悩みごとは レモン飴のように溶ける)

Away above the chimney tops
(チムニー・トップス山の遥か上のほう)
That's where you'll find me
(そこが 貴方に出会う場所)

Cited from "Somewhere Over the Rainbow" by The Wizard of Oz



Always choose the holy light following your heart
(いつも心に従って光を選んで)


夢のなかの不思議な世界

 夢ってなんなのでしょうね。見る内容は理想でもなければ、現実でもなくて。でも、ちゃんと自分は自分だから不思議。行動や言動も。感情や気持ちも覚えていたりする。


それこそ、今から何かをしなければならないみたいな緊張が高まる夢を見たあとは、まだドキドキした状態のまま目が覚めたり。


自分が外国にいて、相手が英語で喋っていたら、こちらも英語を喋って答えていたり。最近はほとんど日本語で生活しているのに、よくペラペラ出てくるね!? なんて自分で自分にビックリしたりするのですが、それだけ頭が働いていて、睡眠が浅いっていうことなんでしょうか。


現実でも、おそらく私は女性の手を取って人生を生きていくことになると思うけれど、そのときは今日みた夢のように、迷うことなく妥協することなく、なにかを諦めることなく、自分の歩みたい人生を生きたいなと感じた夢でした。


Over the rainbow


Somewhere over the rainbow
Blu birds fly
(虹の彼方で 青い鳥たちが飛ぶ)

Birds fly over the rainbow
(虹を超えていく 鳥たち)

Why then, oh why Can't I ?
(じゃあ 私も飛べるはず)

Cited from "Somewhere Over the Rainbow" by The Wizard of Oz



Birds fly over the rainbow


もっと時代が進化して、人々の考え方がアップデートされて、自由に空を飛べる。そんな日を私は、希望を抱きながら夢見ています。夢だけに。


またオチもない文章ですが、残暑厳しいこの時期だからこそ、たまにはサラッと読める文章も良いかなと、また気まぐれ更新です。

新しくフォローしてくださった方、いつも「スキ」を押してくださる方、通りすがりに読んでくださった方など、スキやフォロー、コメントもありがとうございます。

今日も貴方が良い夢を抱けますように。


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