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ビートルズ『GET BACK』を観て

皆さんこんにちは。

先日、ビートルズの記事を書いたときにディズニープラスで映画『LET IT BE』と同時期の映像を編集したドキュメンタリー『GET BACK』が観られることを知りました。
いてもたってもいられずそれだけを観るために1ヶ月だけ加入しました。
3話構成の中身は膨大な量の映像記録です。そしてそのフィルムは驚くほどきれいです。

さて、その中身ですが…とても心が痛くなりました。
ネタバレになってしまいますので詳細は控えますが、当然のことながら彼らも普通の若者だったんだなと。
アウトプットされる作品があまりにもすごいので神様なんじゃないかとも思いますが、日々の録音ややり取りはもう人間そのものです。…そりゃそうですよね。
まだ30歳前の若者なのですから。
そんな若者たちを前に周りのスタッフや監督、プロデューサー達のダメっぷり。機嫌を損ねぬように気ばかりを遣い何も言えないのです。
如何にブライアン・エプスタイン(若くして亡くなったマネージャー)の存在が大きかったのかがわかります。
ポール自身も言っているようにポールはポールなりにまとめ役を買って出て一生懸命だったことがよくわかります。そして自分たちに必要なのはちゃんと叱ってくれる大人なんだと。
きっと引き締め役がいれば結果はまた違っていたのかもしれませんね。

・面白かったシーン
一番面白かったのは曲が出来上がっていく過程をリアルタイムで見られることです。ラフなフレーズから適当な歌詞をあてがい、歴史に残る名曲がだんだん曲として出来上がっていく。そして実際アルバムに収録されたテイクも見られます。
当時カメラマンだったポールの奥さんリンダがNikon Fを使って撮影しています。そして後半で登場するもう一人のカメラマンは何故かニコマートでした。

・辛かったシーン
逆にいちばん辛かったのは一番若いジョージ・ハリスンがポールとジョンから責められ練習中に「おれはもう辞める」と帰ってしまうところ。双方の気持ちが分かりとても辛くなります。
最後のアップル本社屋上の強行ライブのシーンは警官たちが即刻中止しろ!と詰め寄りハラハラ。

最低2回は観ようと思っていましたが正直、1回でお腹いっぱいです。

#ビートルズ #BEATLES #GETBACK #ディズニープラス




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