教習所に入った話

私は運転免許を持っていません。

学生時代は取りたいなぁと思っていたのですが、なんせ費用が高くて…。
奨学金借りながら学校に行ってた私には払えませんでした。
もし、どうしても免許がなかったら生活に影響が出る！となったら、何としても取ったのでしょうが、これまた大都市に住んでいて、電車やバスでどこでも行けちゃう上、むしろ車の方が、駐車場が高いとか、渋滞がすごいとか不便が多い…。

そんなこんなで、免許なしでアラフォーまできてしまった私。
ひょんなことからスペインの片田舎に住むことになり、夫が「免許取って。でないと、家が探せない」と、ことあるごとにしつこく迫ってくる…。

とうとう根負けして、先日教習所に登録してきました！

実は、教習所に行くのはこれが初めてではありません。
今からかれこれ6年半くらい前、当時まだ結婚していなかった夫と1年弱ほど一緒にスペインで暮らしていました。
この時も「結婚してこっちに住むなら免許は必須だ」と言われて、今回と同じ教習所に入ったのでした。

ただ、なんせ私にはハードルが高すぎた…。
そもそも、日本語でも車のことなんて何も知らないのに、スペイン語で色々言われても、いちいち辞書を引いて意味を調べて…

オンラインで問題を解いていくのですが、1ページに100の問題集、1つの問題集につき問題が30題。1つの問題集をやり終えるのに30〜60分かかっていたので、1ページ終わらせるのに何ヶ月もかかりました。

途中、夫に教習所から連絡。（この教習所に知り合いがいるらしい。）

「あなたの彼女、入所から結構経つけどどうしてる？短期講習があるからそれ受けた方がいいと思うの」

最初は、午後しか講習がなかったので、「午後は仕事があるから無理だ」と断っていたのですが、その後午前中の講習も開催されることになり、「来るわよね？来るわよね？」と何度もおされて、1ヶ月ほど教室での講習にも通いました。
講習では、抽選に当たって実地試験1回無料券ももらいました。

が…。

講習も終えて、問題集も全部終えて、実地試験に進むべく教習所に行ったところ、

「あなた、まだ問題集がもう1ページ残ってるわよ？これが終わってからもう1回来てね」

いやいや、何のための短期講習？
この1ページ終わらすのに何ヶ月もかかったのに、また一からやるんですか？
と、ここであえなく断念。

先日、同じ教習所に行ったところ、ギリギリ今年まで更新料49ユーロだけで登録更新ができる（来年からは登録しなおしで200ユーロくらい払わないといけないらしい）ということで、早速登録更新。

6年前と同じ教則本をもらい、新しくなったオンラインページの扱い方を教えてもらいました。

教習所の教則本。表紙は6年前と同じだけど中身は若干変わってた。

帰宅してオンラインのページを開いてみると、何と動画が追加されてて、本の中でも大事なところだけすっぱ抜いて説明してくれてるじゃありませんか！
とりあえず問題を解きながら動画を見たり、本を見たりしながら、6年前よりは良いスピードで進められています。

登録更新が有効なのは1年間。それまでに免許を取らないと登録しなおしさせられるので、今度こそは何としても免許取得にこぎつけたい！！
半年後には免許取得できてるように頑張るぞ！

Maqui