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地獄の引っ越し作業【郵便局編】

実家に家具を送るにしてもスペースが必要なので、前日の12月27日に集荷を依頼。
この時点で段ボール箱は10箱。まだ荷造りは終わってない💦
しかたないので、終わらなかった分は実家に運び、実家の荷物と一緒に、後日集荷に来てもらうことにしました。

webで集荷依頼したところ、すぐに担当の郵便局から電話があり、

「ラベルの作成はお済みでしょうか?国際郵便は手書きのラベルでは送れないんですが。」

これは、数週間前に甥っ子に荷物を送った時に同じことを言われたので予想済み。
「国際郵便マイページ」に登録して、宛先などの情報をそこに入力し、ラベルを印刷するというもの。
ただ、これには続きがありました。

「スペインに送る荷物は、内容物を全て英語か現地語で書き出していただいた上、HSコードも調べて書いていただかないといけないんです。」

とのこと。

「HSコード」って何ぞや!?そんなんこの前なかったやん?
私たちが甥っ子に荷物を送った10日後から義務になったそうで、なんともタイミングが悪い。

「ネットで調べてもらったらわかるんですけど」と言うので見てみたら、品目別にめちゃめちゃ細かく指定された番号で、例えば革のカバンだったら、「4202.21.110」というコードが割り当てられています。これを、中身1つ1つについて全部調べて書けというのです💦

贈り物に本を1冊送るとかなら分かりますが、引っ越し荷物なんて色んなものがごちゃ混ぜになってて、しかも大慌ててパッキングしてるから(←これは自分が悪い)そんなに細かいことまで分かるわけない。
さらには、どのコードに当てはまるのか分からない微妙なやつも結構あって、これって絶対ド素人に求めるもんじゃないでしょっていうくらいややこしい…。

最初は郵便局のホームページから探し出した、コードのリストが書いてあるサイト(https://www.post.japanpost.jp/intmypage/faq/047.html)を見ながら探していたのですが、信じられないくらい時間がかかる上に、とても見にくかったので、最終的にはネットで「革のカバン HSコード」で検索。
よくお世話になったのが通関士関係のサイトで、HSコード検索ができるようになっていました。

「ほら、やっぱり通関士とかプロが扱うコードなんじゃないか!」
と心の中で思いながら、結局数時間かかって、全10箱の品物とHSコードの書き出しを終えました。

そしてやっと集荷にこぎつけたと思ったら、今度は英語で書いた内容物について、全て翻訳をつけろとのこと…。

「え、今ここで?玄関先でですか?」

「はい、私これを局に持って帰って、中に何が入っているのか全部説明しないといけないので。」

えぇ〜!?その辺は、翻訳機か何か使ってテキトーにやってよ〜😢

ということで、玄関先で全てに日本語訳をつけるハメに。
しかも、「おもちゃ」とか書くと「どんなおもちゃですか?」とか聞かれるんです。
一番笑ったのは、実家から9個荷物を送った時。
子どもの頃使ってた「ライツアウト」というゲームが入っていたので、「Toy(おもちゃ)」と書きました。

ちなみに、ライツアウトってこんなおもちゃなんですが…(写真参照)
知ってる人いるのかな。

(写真はAmazonより)

最初は、電池で動くのかとか、ゲーム機(テレビゲーム的な)なのかとか聞かれて、まぁ質問の内容に納得もできたのですが、そのうち「どういうゲームですか?」と質問が曖昧に。

「えっと…ボタンがいっぱい付いてて…」
「はぁ…」
「光ったところを押していって…」
「うーん…」
「全部のボタンの色が消えたらクリア、っていうゲームです。ライツアウトっていうんですが。」
「ライツアウトね…(←しっかりメモしてる)わかりました。」

いや、ホンマにわかった???
っていうかこの情報いる!?!?
これ、ホンマに郵便局で上司に説明したんやろか…?

他にも、食器ならコップが何個、お皿が何枚、台所用品なら泡立て器なのかフライ返しなのか、素材はシリコンなのかアルミなのか、などなど、まぁ細かい。

スペインはトランプの輸入が禁止されているので、「カードゲーム」
とか書こうもんなら「どんなカードゲームですか?」とまた質問攻め。
一度、郵便局に持っていった後、夜遅くに母の携帯に(スペインに行った後の連絡先として母の携帯番号を書いたため)郵便局から電話があり、

「確認し忘れたんですけど、トランプじゃないですよね?至急回答願います!」

いや、むしろ夜遅くまで働いてくださってありがとうございます。
…なんですが、もっとやりようがないもんかと考えさせられずにはいられない。
ちなみに中身はUNOと百人一首でした…。

他にも、虫除けスプレーは、スプレー缶じゃなくて霧吹きタイプだったけどダメで、その場で出すように言われました。
(「ダメなんっすよ」しか言わないので、なんでダメかは不明。)

終わらない荷造りにも参ったけど、HSコードと集荷が一番精神的にやられました。

12月27日に第1弾の10箱を集荷依頼、1月3日に実家からさらに9箱を集荷依頼し、無事に全ての荷物を送ることができました。
あとは無事に届くことを祈るのみ!戦いはこれからです…。

Maqui

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