スペインで合同誕生日会をした話
早いもので、娘が生まれて1年が経ちました。
実は、娘の誕生日は甥っ子の誕生日と同じ。しかも曜日まで一緒！
さらにさらに、生後3ヶ月で亡くなったもう1人の義姉も、日付、曜日ともに全く同じ！！
娘は予定日より4日遅れて生まれたのですが、予定日を聞いた時から家族全員、
「これは予定日ずれて、3人同じ誕生日になるパターンだ！」
と謎のプレッシャー。
案の定、予定日になっても音沙汰なし。甥っ子の誕生日前日になって陣痛が始まりました。
やっぱりいくらなんでも全く同じ日にはならないよね、と思いながら陣痛に耐えていたのですが、陣痛始まってから生まれるまでってホントに長い！！！
なんだかんだで日付が変わり、日本時間では甥っ子の誕生日当日。
スペインは7時間遅れなので、まだ前日夕方でしたが、私は限界寸前。
心の中では、
「もう日付変わったから生まれてもいいよー！！！」
と叫んでいました。
娘が生まれたのは数時間後の明け方。スペイン時間ではまだ甥っ子誕生日の前日でした。
生まれてから、甥っ子家族とビデオ通話をつなぎ、日本とスペインに時差があることを説明。「同じ誕生日だよ」と言ったら甥っ子は「スーパー誕生日会ができるー！！」と大喜びしていました。
さて、前置きがすっかり長くなってしまったのですが、娘が1歳を迎えたということは、甥っ子も誕生日を迎えたということで、例によって「スーパー誕生日会」を催すことに。
1ヶ月ほど前、義姉夫婦からは
「スーパー誕生日会をやる必要はない。娘ちゃんの誕生日にしてあげたいと思うことをやったらいい。もし合同でやるなら、お友達も来るからウチに来てくれたら一緒にできるよ。」
と言われていました。
ここで問題が3つ。
まずはおばあちゃん。
孫2人の誕生日会、どちらも参加したいおばあちゃん。誕生日当日に別々にやると、おばあちゃんはあっちこっち移動しないといけない、あるいはどちらかにしか行けないという悲しい事態に…。
次に、甥っ子本人。
甥っ子はスーパー誕生日会をものすごく楽しみにしていたので、もちろんウチの娘の誕生日も祝いたい。でも、別々にやると、主役の甥っ子は当然ウチには来れない。
娘も、両親以外誰もお祝いしてくれない誕生日会になってしまう。（←まあ、これは本人がまだ何も分からない月齢なので、お祝いした写真が残っていれば十分だと思ってはいる。）
最後は、もし合同でやった場合の問題。
お友達も来るということは、娘とは無関係の人もいるということ。
この人たちは、娘も合同で誕生日を祝うことを知らされて来るはずで、そうなると甥っ子だけにプレゼント、というわけにもいかず、当日初対面の娘にも半強制的にプレゼントを用意させる形になってしまう。
しかも、普段無関係の人たちなので、これまで彼らの誕生日に何もしていないし、呼ばれない限り、これ以降彼らのお誕生日会に行ったり、プレゼントをあげる機会もない。
いろいろ考えましたが、結局甥っ子がスーパー誕生日会を心待ちにしているので、とりあえず今年は合同でやってみることになりました。
お友達が来る関係から、場所は義姉宅。
娘はまだお菓子など何も食べられないので、ケーキは私が手作りのものを用意。
甥っ子はお気に入りのケーキを義姉が用意。
それ以外の準備も、義姉夫妻が全て準備。手伝うと言っても、「ほとんどウチのお友達や従兄弟（義兄の甥っ子家族）の分だから心配しないで！」と言って手が出せず。
ウチもお誕生日なのに…と初っ端から気後れしまくり。
その後案の定、お友達、義兄側の従兄弟、義兄のお母さん、義姉家族から、娘もプレゼントをもらう。
私たち何にもしてないのに…とまたまた気まずい。
しかも、プレゼントを開けると、当然ゴミの山になるわけで…そのゴミも義姉が「ウチも捨てるんだから一緒に捨てといたらいいのよ」と全部引き受けてくれ、もう何から何まで頼りっぱなし。
みんな娘を「かわいい、かわいい」とあやしたり、抱っこしたり、それはそれは可愛がってくれて、プレゼント選びも楽しんだと言ってくれるけど、身内は良いとして、お友達家族にまでもらっちゃうのはさすがに悪いし、準備から後片付けまで義姉夫妻が負担するのも公平じゃない気がします。
みんなで集まれたのはとても楽しかったけど、私にとっては課題の多いスーパー誕生日会となったのでした。
早速帰宅後に夫と話して、来年は直近の週末におばあちゃんや甥っ子を呼んで、誕生日ランチ会を開催。お誕生日当日は、私と夫（とおそらく義母も）で改めてお祝いする、という形にしようかな、と考えています。
神秘的に思えた偶然も、こうなるとただただ厄介。
まぁ、まだあと1年あることだし、ゆっくり考えよう。
とか言っている間に2歳になっちゃうんだろうなぁ…。
Maqui
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