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#21 橋頭堡を形成し始めなくてはいけないと思う。/コトノハーバリウム

 起業起業と言っているだけでは何も伝わらないのは理解している。何をしたいかはまだぼんやりではあるものの描いている。広かれ狭かれ目標に関わる発信をし始めないと、叶うものも叶わない。

 今日紹介するコトノハは「橋頭堡(きょうとうほ)」である。読んで文字の如く、橋頭のための堡塁である。また、転じて「物事の足掛かり」の意味もある。

 多分、昨日の私だと、橋頭も堡塁もわからず、上記の説明ではちんぷんかんぷんだったので、同じような人ために少し詳しく説明したい。

 「橋頭」とは、橋の地面に接している部分のことを指す。「堡塁」は、敵の攻撃を防ぐために壁を築いた陣地のこと。

 例えばあなたは戦国時代の武将で、大きな川の向こう側、渡ってすぐの敵地に戦を仕掛けようとしているとする。そのときに、無論敵は抗戦してくるが、敵は近くにいる兵士の次にどこを狙うだろうか。

 そう、橋頭である。奇襲した側された側の拠点を結ぶ経路が集中し、物資や兵隊らがきっと通るであろう橋を攻めるのは当然である。補給路を断ってしまえば奇襲なんて結果的に大した脅威ではないようだ(奇襲は経験したことないが、理解は容易である)。

 戦を仕掛けた手前、敵を非情と批判するわけにもいかない。また、攻撃は定石で読めるので、奇襲を仕掛けるときは対岸(相手側)の橋頭を守ることができる作戦・設備が必要である。それが橋頭堡と呼ばれるものである。

 また、橋頭堡が攻撃時の第一の拠点になることから転じて、(比喩的に)新しいこと(事業など)を展開するときの足掛かりという意味としても用いられる。
 
 (なお、現代において物理的な戦争が勃発した場合は川や海峡なんて関係ないような、射程距離が広範囲に渡る装備を所有していることが多く、橋頭堡が意味をなさないことも増えた。それに伴い、会話表現においては本来の意味よりも比喩的な意味の方が使われているかもしれない。)

 話は少し逸れるが、私にとっての橋頭堡といえば、それは自分の目標とする事業の形を記事として発信して賛同者を集めることだ。しかし、残念ながら記事の入りに書いた通り、まだ1記事にもできていない。
 それが気がかりとして頭に居座っていながら暑い日々を過ごしているので、早く考えを外に出してしまいたい。私や考えのためにも、この夏中には何らかの形にして発信して橋頭堡にしたいと思うので、楽しみにしていてくれたら嬉しい。

 ということで、今回は「橋頭堡」を紹介した。起業に限らず、物事に順序立てをすると進めやすいケースは数知れない。あなたが次に築かなくてはいけない橋頭堡はどこだろうか。ひとの展望や夢を聞くのは私が最も好きなことの一つなので、ぜひ教えて欲しいと思う。

 ではまた。

これは私がインプットをしてよりよいアウトプットを生成するための燃料です。あなたの活力にできるような文章を生成することに尽力します。