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#20 何事にも(?)クラリティは大事/コトノハーバリウム

 「数字+アルファベット」という言葉は覚えやすいからか、日本語に限らず使われる。

 複数個の同じ頭文字の言葉をまとめるパターンと、単なる略語のパターンと作られ方は様々である。
 例えば4D(3D(3−dimensional)の発展)とか、イギリスの3C政策(ケープタウン、カイロ、カルカッタ)、他にも、ミラノの3G(ジョルジオ・アルマーニ、ジャンニ・ヴェルサーチ、ジャンフランコ・フェレ)、さらには5F分析(5−Forcesの略・マーケティング用語)なんてのもある。

 一桁と一文字なら全パターン出てきそうな勢いだが、今日はその中でも4Cについて紹介したいと思う。
 余談だが、4Cについて調べると、Googleではアルファロメオの名車がトップの結果として出てきてしまう。その場合の4Cは4Cylindersと呼ばれる直列4気筒ガソリン直噴エンジンのことらしい。(私は全くわからないのでそれ以上は自身で調べて欲しい)

 今回の4Cは「ダイヤの4C」とも呼ばれる。ダイヤモンドの評価における4つの観点である。

 ダイヤを鑑定する場合、重視されるのは、Clarity(透明度)・Color(色)・Carat(カラット/重量)・Cut(カット/削り方)の4つである。
 これは、G.I.A(米国宝石学会)が1950年代にに定めたもので、それ以降世界的に用いられている評価基準である。

 表題に選んだ「クラリティ」の場合は、大きく6段階、細分化すると11段階に分けられる。
 最上級はFlawless(完璧な・傷のない)と呼ばれるもので、宝飾業界でも見たことない人は少なくないと言われるほどの代物である。内部にも外側にも傷一つ認められないというから物凄い

 ただ、Flawlessの場合は装身具として使いにくい(傷をつけないためにコレクションにしておく場合が多い)ため、プレミア価格を避けて下のランク(VVS1など)のダイヤを求める人も多い。良い評価をされたがゆえに避けられるとは、ダイヤからしたら複雑な気分に違いない。

 その他のそれぞれの基準は上のリンクから参照して欲しい。

 ということで、今日は「クラリティ」を含む4Cについて紹介した。なかなか接点のない世界なので、今私がダイヤを見ても猫に小判状態であることは間違いないだろうと悟った。

 余談だが、ジュエリーメーカーの4°Cの4とCは4Cとは残念ながら関わりがない。4度というのは、氷が張った池底などの水温をさし、魚は生き残れる「安息の地」を象徴しているらしい。

 ではまた。

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