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#3 アレクサンドラトリバネアゲハは世界一〇〇な蝶。/コトノハーバリウム

 昨今は「あつもり」が流行っている。そのおかげで、図らずも動物や虫の名前は詳しくなった島民は少なくないだろう。(と言っても私はとび森しかやったことないので、「あつもり」と聞くと報○ステーションのそれがしばしば思い浮かんでしまう)

 さて、今朝は「アレクサンドラトリバネアゲハ」である。これは、パプアニューギニアのオロ州という限られた地域に生息する世界一大きな蝶で、かつ昆虫の中でも最大の種である。成虫の胴体の長さは7cm、羽は広げると左右合わせて28cmを超える。著作権に詳しくないので画像は載せないでおくが、綺麗なメタリックブルーと黒との模様の羽を持つ蝶である。人が手に載せている写真がGoogleで調べると表示されるが、大きさと綺麗さのどちらに驚くか迷うほどである。

 名前のアレクサンドラというのは、1900年代のイギリス王妃の名前に由来するもので、トリバネというのは漢字で「鳥翅」と表し、並外れて大きく、前に広がる羽から付けられた。英名でもトリバネアゲハ(またはトリバネチョウ)はBirdwingと呼ばれる。

 世界一の蝶というだけあってやはり人気が高く、乱獲されてきた歴史を持つが、現在はワシントン条約で取引は原則禁止されている。ただ、熱帯雨林の伐採や未だ横行する密猟などにより数は減り続けている。このまま減少が進むと数十年後の絶滅が懸念されている。

 余談だが、アゲハ(揚羽)というのは、花にとまって蜜を吸うときにもその羽を常に揚げ、羽ばたいているように見えることからそう呼ばれるそうだ。(調べる機会がなかったのでずっと疑問だった)

 ということで、今朝は「アレクサンドラトリバネアゲハ」について紹介した。世界一と言われると実際に見てみたい気持ちはとても膨らむ。是非パプアニューギニアに行く際は覚えておいて欲しい。

 ではまた明日。

 


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