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#2 ゼイガルニク効果を使うか使われるか。/コトノハーバリウム

 私は「カタカナ+漢字」で構成される単語に比較的好意を覚える。なぜなら、カタカナ部分は大概外国人の名前や知らない外国語で、全く意味が想像できないことが多いからだ。そんな言葉を知っているだけでなんだか物知りになった気がしてくるので、コトノハーバリウムでも今後多々紹介することになりそうである。

 さて、そんなことは脇において、本題に入ろう。今朝のコトノハは、「ゼイガルニク効果(ツァイガルニク効果)」である。簡単に言えば、「中途半端な事柄の方が完成したものより印象に残っている」、という心理を表したものである。ちなみに、ツァイガルニクというのは、この法則を発見した旧ソビエト連邦の科学者ブリューマ・ゼイガルニク(1901〜1988)の名前を取ったものである。

 だから何?と感じるかもしれないが、ゼイガルニク効果は様々なことに応用することが可能である。
 例えば勉強や仕事の効率アップを図ることができる。自分も含め、キリの良いところまで進めてから休憩しよう、と考えてしまう人は多い。しかし、そこをなんとか我慢して(課題を進めるのを“我慢“するのはなんだか奇妙だが)、休憩に突入してみるのだ。するとゼイガルニク効果が発動し、リラックスしても内容を忘れにくく、スムーズに再開できるという算段である。

 また、「続きはWEBで!」とか、無料で冒頭のみを読ませ、続きは有料で提供するマンガや記事、小説も効果を活用していると言える。それを知っていることで、自分が本当に読みたいのか、効果に踊らされているのかを考える冷静な判断も可能になるかもしれない。

 というわけで、今回は「ゼイガルニク効果」を紹介した。次回、ゼイガルニク効果のさらなる謎が明らかに?!(ならない)

 ではまた明日。



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