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「自分を超えて次のステージへ!」2年目の決意胸に走攻守高める

VOL20 外野手 浅井玲於(あさい・れお)背番号10 2年目(2024シーズンキャプテン)

Profile
2000/4/25 23歳 186㎝/91㎏ 右投/左打 大阪府出身 東海大甲府高~星城大

入団1年目の昨年、67試合に出場し打率.312・打点33・本塁打4・四球41・盗塁3、出塁率と長打率を合わせたOPS.851を記録した。チームの中核を担うとともに、打率、打点ともにリーグ3位となるなど、リーグを代表する強打者の1人として活躍した。

 大学時代の野球部監督はかつて、彼を「攻守ともにレベルの高い選手」と評した。広角に打てる打力、50m6.0秒の俊足、120mの遠投力…彼はパイレーツ入団後もその能力をいかんなく発揮し好成績に繋げた。しかし、彼は1年目を指し「もっとやれたはずで満足なんかしてないです。悔しさがあります。力強いスイングや長打力を発揮する以前に体調面がダメでした」と顔をやや曇らせる。その体調面で反省するのが夏場対応で、「夏場にバテてしまい、体がついて来ず失速しました」と振り返る。

食生活から1年間戦える身体を

そんな反省をもとに彼が今季掲げたのは「1年間通して戦えるコンディション」だった。それを内面から構築しようと、昨シーズン終了後のオフから気をつけているのが食生活で、「僕は食生活が偏っていたんです。これじゃダメだと思い、寮での食事についても栄養面を考え、野菜や果物を摂るようにしました。今もそうです。食生活に気をつけながらトレーニングしています」。試合に対しては、相手投手のピッチング情報をこまめにメモし、ノートを常に見ながら投球のクセや組み立てなどを頭に入れ、「狙い球を自分の中で整理して打席に立っています。それも昨年とは違う点です」と話す。

バッティングフォームは豪快だ(4月13日の坊っちゃんスタジアム)

こうした真摯な取り組みは好結果に結びついている。今季は5月22日現在、24試合に出場し打率.374・打点18・本塁打2・四球9、OPS.941と好調で、努力は嘘をつかないことを証明しているのだ。バッティングフォームに大きな変化はないが、「バットは強く振ると体に力が入ってしまうので、速く振るイメージでやっています」とし、「成績はまだまだ。もっと向上心を持ってやっていきます」と語気を強める。

守備、走塁も常に全力の構え

ヒットで出塁後、相手投手を牽制する浅井選手(4月10日の今治市営球場)

また、浅井選手というとバッティングに注目が集まりがちだが、高い守備力も忘れてはならない。「守備は決して得意分野ではないですが、しっかりやらねば次のステージには届きません」とし、5月10日の徳島IS戦でもレフトへの大飛球を体を捩じらせながら好捕するなど、自軍投手を助ける美技は少なくない。5月22日現在の失策はゼロだ。さらにヒットで出塁した時もそれで満足せず、虎視眈々と次塁を狙い、相手投手にプレッシャーをかけ続ける。「守備や走塁はどんな時でも全力です。そこに好不調はありません。当たり前のことを当たり前にやるだけです。シーズンが終わった時に満足できるシーズンだったと思えるようにしたい。今までの自分を超えたいんです」。2年目の決意はすこぶる固い。

一方、今季チームの戦いは苦戦が続いているが、「チームはまだ完成し切れていません。今は投打が噛み合わずしんどい時期で、踏ん張りどころです。でも、意識を高く持ってやればやれます。去年よりもチーム力はあると思います。どんな展開になっても諦めず泥臭くやっていきます」。キャプテンとして6月からの、そして後期の反攻を期している。

ひとくちメモ
趣味:映画・海の素潜り
血液型:O型
愛称:「れお」
好きなタレント:鷲見玲奈
好きな食べ物:焼肉・海鮮
苦手な食べ物:トマト

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