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まさに勝負の3年目後期!9月は優勝、10月にドラフト指名!

VOL.36 投手 玉置 隼翔 (たまき はやと)背番号11・3年目

Profile
2002/7/15生れ 20 歳 190㎝/83㎏ 右投/右打 和歌山県出身 和歌山東高

 入団2年目の昨年、先発として21試合に登板(投球回数125回)し、6勝3敗・防御率1.73・奪三振130の成績を上げた。投球回数、防御率、奪三振数いずれもリーグ2位の堂々たる成績だった。
190㎝の長身から投げ下ろす角度のあるストレートはMAX148㌔、平均では140㌔台を記録し、キレのあるスライダー、フォークも武器にチームの大黒柱に成長した。「入団1年目は試合が中々作れなかったですが、昨年は球速も上がり、成長が感じられました」と言う。1年目終了後は南予に泊まり込み、農作業に励みながらジムでトレーニングした。2年目の好成績はそうした地道な努力の賜物だった。そして昨年10月末、彼は更なるステップアップを視野に入れ、肘のクリーニング手術を受ける。術後翌日には松山に戻り、すぐさまランニングを主体にしたトレーニングに力を入れた。

今年こそ最高のパフォーマンスを

 今シーズン前のコンディション調整は、暫く投げていないだけに体中の違和感解消に努めた。そのためチームの中でスタートが遅れたが、焦りはなかった。2年目の経験がメンタル面も支えたに違いない。そして迎えた5月11日の高知FD戦(宇和島市営丸山公園野球場)、5番手としてマウンドに上がり6・7回を投げた。それが今季彼の開幕戦だった。松山から駆け付けた熱心な女性ファンは「ようやく玉置君が戻ってきてくれた」と、惜敗した試合結果を忘れて喜んだ。そんな声を指し、彼は「久々の実戦で投げたという自分の歓びよりも、ファンの方に安心してもらえたのなら嬉しいですね」と、冷静に振り返る。

試合直前の練習で笑顔を見せる玉置選手

 前期の登板は5試合、16回と3分の2に止まった。そして、彼は満を持して後期開幕戦の先発を務めた。それは首脳陣の期待の表れだったが、制球が安定せず本来の調子ではなかった。ただ、後期の反攻・優勝に彼の力が不可欠なのは言うまでもない。そのため彼は、コンディションを再調整していて、「焦らず自分のパフォーマンスが出せるようにしています」と、淡々と話す。
 一方、10月に控えているのがNPBのドラフト会議。昨年は指名に十分に耐えうるピッチングを見せていただけに周囲の期待も膨らんだが、名前が呼ばれることはなかった。「その結果に自分はびっくりしませんでした。(肝心な)スカウト部長が見に来てくれた試合でいいピッチングができなかったんです。勝負弱かっただけです」と苦笑。「でも気持ちの切り替えはすぐにできました。あの日のことはマイナスには捉えていません」。それだけに「今季こそ頑張って選ばれたい。この7月で僕はもう21歳。いつまでも若い若いと言っておられません。とにかく頑張るしかないです。それだけです」と、自分に言い聞かせるように話した。

ひとくちメモ
趣味:ゴルフ・バレー・バスケ
血液型:AB型
愛称:特になし
好きなタレント:特になし
好きな食べ物:ラーメン・寿司・ピザ
苦手な食べ物:野菜


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