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変化球の精度・キレに自信チャレンジ精神で僕は勝つ!

VOL.16 投手 山田 将大(やまだ まさひろ)背番号35・新入団

Profile
2003/7/17生れ 19歳 176㎝/79㎏  右投/右打 東京都出身 日本学園高〜関メディベースボール学院(中退)

 「アイランドリーグのレベルは高いと思います。150㌔以上の球速のピッチャーは何人もいるし、そんな投手でも打者は甘い球を逃さないし、きわどい球に手を出してくれない。そのレベルをひしひしと感じます。僕はチーム内で実力が追い付いておらず課題は多いですが、チャレンジ精神で向かっていきます」。

小学2年から軟式野球を始めた。その頃の彼の日課は壁当てだったという。「家の前に壁があって、学校から帰って夕飯まで壁当てをやり、夕飯後も1人でずっとやっていました。楽しかったし、それでいつの間にか肩が強くなりました」と笑う。彼は世田谷リトルシニアを経て日本学園高に進学、2番手投手としてマウンドに上がった。元々プロ志向が強かった彼は自分をステップアップさせようと、元NPB選手等が指導する関メディべースボール学院(西宮市)に進んだが中退。友人のつてで社会人のクラブチームに1年間在籍した後、パイレーツに自分の新たな居場所を求めたのだった。

目前の課題はストレートの球速アップ

 「以前から独立リーグには挑戦しようと思っていましたが、タイミングを逃していたところ(阪急・オリックスで活躍し)関メディの統括投手コーチを務めておられる佐藤義則さんからご紹介を頂き、パイレーツの入団テストを受けたんです。縁は大事ですね」。無事合格した彼はチームに合流することになったが、それは2月29日。今季最も遅くやって来た新人選手となった。

トレーニングに励む山田選手

 持ち球はMAX133㌔のストレートとカーブ、スライダー、フォークにチェンジアップ。「僕の強みは変化球の質がいいこと。それを生かすためのストレートという考え方なんです」と言う。「変化球のキレ、精度は他のピッチャーに負けていません」とし、「回転数が少なく大きく落ちるフォークが武器ですが、カーブやカット気味に入るスライダーも自信があります」。ただ、その武器の変化球を生かすためにもストレートのスピードアップが必要となり、「もっと上げないといかんです。最低でも145㌔は欲しい」と山田将大選手。さらに「僕のストレートは球速、回転数など全てが課題ですが、ネガティブには考えていません。チャレンジあるのみです。今年は公式戦で投げることができればどこでも投げるつもりです」。

 関メディ時代に「若干のイップスになりました」という。「野球はあまり楽しくないと感じる時期が正直ありました」とも言う。そんな時期や経験を乗り越えて彼は今、野球に対し正面から真摯に懸命に向き合っている。かつて黙々と壁当てを繰り返していた少年のチャレンジは、始まったばかりなのだ。

ひとくちメモ
趣味:サウナ
血液型:A型
愛称:まさ
好きなタレント:欅坂46
好きな食べ物:中華料理
苦手な食べ物:なし

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