見出し画像

父や兄が届かなかったNPB!スピードと手堅さ武器にチャレンジだ!


VOL.4 外野手 三上 愛介(みかみ あいすけ)背番号51・新入団

Profile
2004/6/14生れ 18歳 172㎝/65㎏ 右投/右打
松山市出身 済美高卒

 済美高野球部出身。昨年の3年生時はキャプテンを務め、100人近くの部員を束ねた。「キャプテンは本当にいい経験をさせて貰いました」と、明朗快活に切り出す。パイレーツ入団1年目を指し「身体、体力、筋力、技の土台を作り、なおかつ試合に出られるような1年にしたいです」と、まっすぐな眼差しで自らに課したテーマも指摘する。
野球一家の中で育った。2人の兄は野球、姉はソフトボールで活躍した。父は1990年の春の甲子園選抜で準優勝した〝ミラクル新田〟のメンバーで、小学校の野球部監督も務めたという筋金折り。愛介少年は幼稚園の頃から野球に親しみ、ボーイズリーグを経て済美に進んだ。そんな野球の道を志すのもごく自然で必然だったのかも知れない。「小さい頃、野球の練習を終えて家に帰ると、すぐにバットを持って家の前で素振りしながら教えて貰いました。(家族は)野球コーチだらけで、ご飯を食べる時も野球の話ばっかりでした」と笑う。新田高から亜細亜大を経てNPBを目指していた2番目の兄は「野球に対する取り組み姿勢、意識を含めて自分が学んできたことを全部教えてくれました。有難いですね」。
済美高時代は「1年時から試合に出させて貰った」という。バッティングは打率重視で、「2年時は5割以上打ち、3年時の夏の県大会は7割でした」と胸を張る。守備は「外野は全部やり、最後の夏はレフトでした」と、打撃・守備とも器用かつステディさが最大の武器だ。ハードで有名なあの済美高野球部の練習を日々こなし、レギュラーとして好成績を上げ続けたのは伊達ではない。

4月1日の開幕戦ではグッドプレー賞を獲得した (左は漆原選手)

開幕2連戦は先発しセンター堅守

 172㎝で70㎏。野球選手としては小柄な体で「高校時代とレベルが全然違う」と評する独立リーグに立ち向かっている。入団後は「特に打撃面に力を入れており、リーグの投手の速いボールに慣れるため目付をしっかりさせています」。と同時に「自分のこの体は打撃にも守備にも走ることにも有利だと思います。俊敏さ、スピード、そして若さを生かしてアグレシブにやりたいです」と三上選手。50m6秒0、100m以上の遠投力も引っ提げ、開幕2連戦はセンターを守り切った。
 理想とするNPB選手はソフトバンクホークスの栗原綾矢選手だ。ファーストから外野、捕手もカバーするユーティリティプレーヤーであり、走力とパンチ力を備えた選手。「栗原さんは体もそんなにでかくありません。ユーチューブなども見て参考にできるところを吸収していて、あんな選手になりたいと思います」と、目を輝かせながら父や兄が成し遂げられなかったNPB入りにチャレンジする。

ひとくちメモ
趣味:映画・音楽
血液型:A型
好きなタレント:清水翔太
好きな食べ物:肉
苦手な食べ物:トマト・アボカド
※名前の「愛介」は、生まれた当時、ゴルフの宮里愛さんや卓球の福原愛さんなど、「愛ちゃん」ブームが起きていたことに、愛媛の愛を掛け合わせて両親が名付けた。本人曰く「とても気に入っています」。

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!