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故障完治しリベンジ誓う!!先ずは球速150㌔クリアだ!!

VOL9投手 吉村 紘輝(よしむら こうき) 背番号14・新入団

Profile
2000/9/6生れ 22歳 188㎝/93㎏ 右投/右打 
福岡県出身 藤蔭高~長崎国際大卒

 188㎝の長身から投げ下ろす右腕投手だ。ストレートの球速150㌔を「先ずは最低のマストの目標」に据えて、「目指すのはNPB。22歳ですし、今季が勝負の年と思っています」と開口一番。今季新入団したピダ―ソン和紀投手とは長崎国際大の同期で、「ピダ―ソンはライバルと言うより仲のいい友達です。パイレーツへも一緒にトライアウトを受けて、一緒に特別合格になりました」と穏やかな表情を見せる。
 小学2年から野球を始め、中学時は硬式チームに入っていたが、「なんとなく野球を辞めて何もしていなかった」。その後、知り合いからの勧めもあり、大分県では野球強豪校の藤蔭高に進み野球を再開した。身長は既に185㎝になっていた。

甲子園では星稜の奥川と投げ合う


 彼は高2の夏、エースナンバー1を背負う。期待は大きかった。しかし、靭帯を痛め、「4ヵ月ほど投げることができませんでした」。そして迎えた高3の夏の甲子園大分県大会も本調子とはいえず、県大会はメンバーから外れて登板を回避した。しかし、同校は熱闘の末に県大会を勝ち抜け、見事甲子園出場を実現。監督は甲子園では彼の力が必要と判断し、地方予選は投げなかったものの、甲子園ではメンバーに入り、いきなり1回戦先発のマウンドに立ったのだ。しかも対戦相手は全国強豪の星稜高(石川県)、そのマウンドには現ヤクルトスワローズの奥川がいた。その時の印象は鮮明だった。「奥川君は球がめちゃ速かった。僕は余り緊張しないので、負けるもんかと思いましたが、あの球速は正直驚きました」。結果は4対9の敗戦、甲子園は苦々しい思い出になった。だが、かけがえのない経験を彼に与えた。そして彼は長崎国際大に進学、高校時の故障のリハビリを進めながらNPBを目指そうとしたが、再び故障に見舞われ手術も経験する。「大学時代は余りいい思い出はないです。でも、高校、大学共にもう野球を辞めようとは考えませんでした。自分はNPBで投げるんだと決めていたし、今もそう決めています」ときっぱり。

190㎝近い巨体を右に左に揺らしながらボールを追う

 自身のコンディションについて「今は全く問題ないです。肩の心配もありません」と胸を張る。持ち球は最速144㌔のストレートにスライダー、カットボール、スプリットとツーシームで、中でも「カットボールはカウントが取れるし打たせることもできます。スプリットも決め球として使えるので、色々な球種で的を絞らせません」。そうした変化球を生かすためにも軸となるストレートを一層磨く考えで、最速150㌔を目前のノルマに設定。「少しでも成長できるように懸命に練習しています」と頬を上気させていて、豊かなポテンシャルを持ちながら不本意に終わった高校・大学時代のリベンジを四国の地で果たそうとしている。

ひとくちメモ
趣味:釣り(イカのエギング)
血液:AB型
愛称:特になし
好きなタレント:ジャルジャル
好きな食べ物:ラーメン
苦手な食べ物:シナモン
 

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