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50mを6.0秒で走る強打者!守備力高め今秋の歓喜勝ち取る!

VOL7  内野手 石垣杜心(いしがき・としん) 背番号9・新入団

PROFILE
2000/3/21 24歳 180㎝/96㎏  右投/右打  沖縄県出身  八重山高~
共栄大~ゴールドジムベースボールクラブ~ルートインBCリーグ茨城

BCリーグで昨年、59試合に出場し打率.307・打点54・ホームラン8・盗塁10、出塁率と長打率を合わせたOPS.842を記録した。同リーグ南地区の打点王であり、北地区を合わせたリーグ全8球団のベストナインに輝いた。そうしたBCリーグを代表する強打者が今季、パイレーツで悲願のNPB入りを目指す。

沖縄県石垣市の出身。父親が医療業務の転勤族だったこともあり、これまで沖縄の他、神奈川、京都、埼玉、東京、茨城に移り住んだ。京都府南丹市の小学校で軟式野球を始め、沖縄県石垣市の八重山高で硬式野球をスタート。1年の春からベンチに入り、捕手をこなし、キャプテンとしてチームをまとめた。沖縄県大会で2回の優勝を数え、九州大会ではベスト8に進んだが、甲子園には届かなかった。彼は東京新大学野球連盟に属する共栄大(埼玉県春日部市)に進学し、2年生まで捕手をやった後、軽微な故障からファーストに移った。大学でもキャプテンを務め、4年時に全日本大学選手権に出場してベスト16に進み、個人としてもベストナインに選ばれた。だが、彼は高校、大学とプロ野球志望届を出さないでいた。「プロに行きたいなとは思っていましたが、明確な意思に至っていなかったのかもしれませんね。」と、やや苦笑しながら振り返る。

NPBトップレベルの筋力に自信

彼は大学卒業後ゴールドジムに入社。クラブチームに入り、そこで在京球団に「練習を見て貰い、評価された」という。これが彼を動かすことになる。俄かにプロ志望を高めた彼は「プロに入るためのチャンスが多いから」と、独立リーグへの転身を選択。同じ共栄大からBC茨城を経てオリックスに入団した先輩の山中堯之選手の助言もあり、BC茨城に入団した。そして、実質1年目の昨年、打点王などの好成績を残したが、ドラフトの声はかからなかった。「ファーストだけでは指名のチャンスは狭まる。守備力を高めないとチャンスは広がらない」と判断し、「現役時代に守備の名手だった弓岡監督の下でゼロから鍛え直したい」と、7ヵ所目の居住地として愛媛を選んだのだった。

石垣選手の力強いフォロースルー

バッティングの力量は言うまでもないだろう。「得点圏の打力、特に飛距離や打球速度は負けません」と明確に話す。フルスイングが魅力でもある。それを支えるのが筋力だが、「昨年あるNPB球団のプロテストに参加した時、ベンチプレスやデッドリフト、スクワット等の数値がNPBの1軍選手の中でもトップレベルにあるとの評価でした」と胸を張る。生来の肉体の強靭さに加えて、ここ5年程の筋力トレーニングの成果が表れていて、「パイレーツではホームランを15本は打ちたい。打率も首位打者レベルを目指します」と石垣選手。180㎝で96㎏のがっしりした体躯ながら俊足も大きな武器で、50m6.0秒の脚力を生かして昨年のBCでの盗塁数10も「クリアします」と意気込む。

弓岡監督に師事、守備強化に全力

 一方、自ら「ネック」と言い表す守備は現在、ファーストに入っているが、今年はサードに挑戦する考えだ。「サードは初めてのポジションです。弓岡さんの下で1から鍛えるつもりです。23歳で取り組むのは正直勇気が要りますが、やらないといけない、やるしかないです」と、自分に言い聞かせるように決意を吐露。さらに「外野手やキャッチャーもやれるとドラフト指名の可能性が広がる」と、悲願のNPB入りに向けてプレーヤーとしての幅、汎用力も高めていく考えで、目指すは「支配下選手としての指名」に他ならない。

名前の「杜心」(としん)には、愛すべき故郷・石垣島の深い樹々、紺碧の海や空の「心」が織り込まれている。そんな石垣島からはこれまで、平良海馬投手(西武)を始め6人のNPB選手が生まれており、彼が7人目として名を連ね、その「心」を全国に知らしめることができるか、期待を込めて注目したい。

ひと口メモ
趣味:映画・釣り(自分で魚を捌く)
血液型:AB型
愛称:ガッキー
好きなタレント:永野芽郁
好きな食べ物:オムライス
苦手な食べ物:キノコ類

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