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今一度野球と向き合い成長を約束   制球力高め 目指すは150㌔左腕

VOL8 投手 合田明弘(ごうだ・あきひろ)背番号45・新入団

PROFILE
2002/7/11 21歳 180㎝/65㎏ 左投/左打 愛媛県出身 松山学院高~広島国際大(中退)

大学を中退し、2年間野球から遠ざかっていた。その間、車販売の仕事に就き、「ボールは1度も触りませんでした。野球はやめたつもりでした」と話す。しかし、心の奥底で野球に対する情熱は静かに燻り続けていた。ついつい野球の動画を見ることが増えた。すると、「もう一度野球がしたい。僕には野球しかない」という感情が湧き起こっていた。彼は自分の気持ちに正直に従い、パイレーツのトライアウトを受けたのだった。

野球の先輩 祖父・父のDNA引き継ぐ

祖父は、かつて愛媛銀行にあった硬式野球部に所属し、捕手として活躍した。父親は新田高でエースナンバーを付けていた。そんな野球一家の中で育ち、ごく自然に野球に親しんだ。小・中と軟式野球をやり、特待生として松山城南高(現松山学院高)に入学。ポジションはずっとピッチャーだった。元々は右投げだったが、「じいちゃんから左で投げてみろと言われ、投げたところいい球がいくのでサウスポーにしました」。彼は広島国際大に進み野球を続けたが、練習方法等の意見の相違を主因に何人かのチームメイトとともに退部し、2年時に自主退学した。「まあ、単位も足らなかったんですよ…」と、頭を搔きながら表情を崩す。そしてパイレーツと出会うのだが、「じいちゃんは昔からパイレーツパイレーツと毎日言っていました。球団関係の方とも馴染みがあったようです」。その祖父は既に亡くなっており、「自分がパイレーツの選手になったことは天国できっと喜んでいます」と言って頬を緩ませる。

感情抑え冷静なピッチングを

ゆったりとした投球動作の合田選手

球種は多い。「持ち球は真っすぐ、ツーシーム、カットボール、カーブ、スローカーブ、縦スラ、チェンジアップにスクリュー、シュートもあります」とし、「メインはスライダーにカット、チェンジアップで、得意の変化球を生かし緩急をつけて打ち取るのが持ち味です。横に大きく曲げて下に落とすイメージでしょうか」と話す。ただ、ピッチングに課題も覗き、その1つが最速142㌔のストレートのスピードアップとコントロールの向上。また、「自分は打たれると顔や態度に出るんです。それを直したい。元々やや荒れ球ですが、むきにならず、とにかく感情を抑えて冷静に打者と向き合わないといかん」と、メンタル面からの成長も自分に言い聞かせる。

2年間野球から離れたことから体作りも喫緊のテーマに据え、「体を強化しながら2年計画でNPBを目指します」。そのためにも180㎝で65㎏という細身の肉体の改造、筋力アップによる増量が重要になるが、「体質なのか幾ら食べても体重が増えないんです。筋トレしても変わらないです」と苦笑。父親を引き合いに「親父も若い頃は自分と同じくらい痩せていました」とするも、その父親は今や身長193㎝で体重100㎏超という肉体に変貌しており、彼は確かにそのDNAを引き継ぐ。「身長はもう無理でしょうから、筋力をつけて体を大きくしたいですね。『君は太ると最速150㌔が出る』と言われていますから」と合田選手。「好きな野球」を2年ぶりに、しかも故郷・松山の地でやれることの幸せを全身で感じ取っており、「毎日が楽しいです」とニッコリ。そんなありふれた言葉が実に新鮮に聞こえてくる。

ひと口メモ
趣味:ダーツ
血液型:B型
愛称:「あっくん」
好きなタレント:今田美桜
好きな食べ物:寿司
苦手な食べ物:トマト

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