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大学休学し野球をレベルアップ!米国独立リーグの経験も生かす!

VOL17  内野手 濵田洋輔(はまだ・ようすけ)背番号23・新入団

Profile
2002/12/18 21歳 167㎝/72㎏ 右投/右打 高知県出身 岡豊高~米国独立~福島レッドホープス

高知県須崎市生れ。高校は県立岡豊高(おこう―、南国市)で寮生活を送りながら野球にのめり込んだ。同校は明徳義塾等の陰に隠れているが、高知県の野球有力校の1つで、彼はレギュラーとして活躍した。高校2年秋の四国大会では、現在パイレーツでプレーする矢野捕手が在籍していた済美高を破りベスト4に進出したが、次戦の尽誠学園に敗れ、翌春のセンバツ大会の補欠校となった。ただ、当時は新型コロナ禍の真っ只中で、「センバツ大会自体が中止になりました」。彼は時勢に翻弄された若者の1人だった。

彼は一般入試で中京大に進んだ。だが、一般入試のため野球部入部が難しかったという。「このままでは野球ができない」、彼は悩んだ。その末に野球を継続する道として選んだのは米国だった。米国の独立リーグを選択したのだ。「若いうちに日本以外の野球を見てみたかったんです。やるからには今しかないと思いました」。この大胆な決断に両親は反対せず、「理解してくれて、やってみろと言ってくれました」。彼は1年間大学を休学し海を渡った。

単身の武者修行で逞しく

入団した先は米国に数多ある独立リーグの1つ、エンパイアプロ野球リーグのジャパンアイランダーズ(ニューヨーク州)で、アジアや中南米など諸外国から集まった若者の1人として彼は果敢に挑んだのだ。「試合にはずっと出ていました。途中初めてコロナにかかり、その間は休みましたが、打率はトータルで2割8分ほどあり、盗塁も結構記録しました。向こうの投手はモーションが大きいから1回も刺されませんでしたよ(笑)」と、懐かしそうに振り返る。外国人選手との会話は「聞き取るくらいは何とかなりました。難しい時は携帯の翻訳機能も使いコミュニケーションを図りました」という。だが、そのまま現地に残りメジャーを目指すような力量はなかったという。そんな単身乗り込んだ米国生活を指し、「いい経験でした。色々な考え方も学びました。普通の大学生ではできないことです。(野球以外の)就職にも生きてくるでしょう」。彼は以前に増して逞しくなっていた。

プレーの精度、質を高めたい


持ち味の打撃に磨きをかける濵田選手

彼は帰国後、BCリーグの福島球団に入団した。リーグのシーズン中は大学を休学しての行動だった。「大学をやめることなく野球を続けレベルアップさせたい」、そんな自分の意思を叶えるためだった。ただ、平均年齢が高くベテラン揃いのBCでは出番が少なく、思うような結果を掴むことはできなかった。そして彼は国内2ヵ所目の独立リーグとしてパイレーツを選び、福島と同様にシーズン中休学してチャレンジしている。

 自身の長所について、「守備の球の握り変えの速さと脚力」とする。「今季はバッティングの向上、スローイングの正確さを突き詰めたい。精度、質を高めて上のレベルを目指したいです」。バッティングは大振りせずコンパクトかつシュアがモットーで、米国で培った経験と実績をフルに生かす構えだ。また、「守備は無失策、50m6.1秒の足を生かした盗塁にも力を入れたい」と濵田選手。「残念ながら自分は高校を卒業してから泣かず飛ばず。明確な結果が出ていません。大学4年になり、経済的な面もあるので独立リーグで野球するのは大学を卒業するまでかなと思います。野球はずっと続けていくつもりですが、卒業に合わせてNPBや社会人野球が決まればいいのですが。ですから今年はいい年にしたいんです」。彼流の野球との関わり方はなかなか個性的である。

ひとくちメモ
趣味:ボーリング・格闘技
血液型:A型
愛称:「はまちゃん」
好きなタレント:福原遥
好きな食べ物:牛タン
苦手な食べ物:シイタケ・ナス

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