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森文醸造㈱・森文茶屋

いいものをつくり続け130年 レトロ映画館復興も

住所:喜多郡内子町内子2240-1
社長:森秀夫氏
電話:0893-44-3057 FAX:0893-44-4267
営業時間:8時~18時半
定休日:年末年始
ホームページ:http://mori-bun.com

 森文醸造は、内子町を代表する観光地「八日市重要伝統的建造物群保存地区」に繋がる緩やかな坂道沿いにあります。
 その本社でもある森文茶屋は、昔にタイムスリップしたかのような蔵仕様の店構えで、ところ狭しと並べられた自社商品の数々が行き交う観光客の目を引きます。商品の試食もでき、ひと休みできるスペースも設けられています。

自社商品が並ぶ森文醸造の店舗

 創業は1893年(明治26)で、約130年の歴史を誇ります。
 食酢・醤油・味噌の醸造、ゆず等の農産物加工製造販売を行い、手作りによる麹造りや先祖代々の木桶を使用するなど、創業より引き継がれてきた伝統醸造にこだわり続けています。手間暇を惜しむことなく、「本当に良いものは時代を超えます」と、4代目社長の森秀夫さんは静かに話します。
定番商品は、醤油、味噌、酢。
 醤油は、全国でも珍しい小麦アレルゲンのない大麦仕込みのものをはじめ、料理の味を引き立てる天然醸造の醤油を取り揃えています。味噌は愛媛特産の裸麦を使った天然麦味噌を中心に、四国産のイヨカンやユズ等で風味付けしたもろみ味噌等もあります。酢は秘伝の酢酸菌を使い、米だけを原料とした米酢から、いよかんやゆず、だいだい、アセロラなどの果汁をたっぷり加えたポン酢、かけるゆず胡椒「ゆず胡椒スパイ酢」など、バラエティ豊かに取り揃えています。
 また、健康志向の高まりを予見し、伝統の醸造技術と最新バイオ技術を生かして30年をかけて開発したのが「おいしい酢卵」。今や森文の看板商品となるほどの人気です。米酢、パパイヤ酢に有精卵を殻ごと入れて溶かしたもので、アセロラ果汁や健康成分のガラクトオリゴ糖、ローヤルゼリーを加えてさらに栄養とおいしさをプラス。ドリンクの他、ゼリーやのど飴、パウダーなどさまざまな加工品を開発、手軽に味わえるように工夫されています。そのほか、「おいしい玄米粉」、愛媛大学等との共同研究で生まれたガラクトオリゴ糖入りの「ひしおみそ」、「麦味噌」といった健康食品も開発し商品化しています。
 さらに国内消費が低調ななか、台湾や欧米等に「秘蔵米酢」、「秘蔵醤油」等の輸出にも力を入れていて、伝統の技術力に公的研究機関との連携を生かした商品開発、海外展開及び通販戦略に実績を上げています。

レトロ映画館も森文醸造の魅力の1つ

 森文醸造では、同社をはじめ地元の有志が1925年(大正14)に建設した活動写真館である森文旭館の運営管理も行っています。そのための保存会も設立しました。六角形の太鼓楼をもつ和洋折衷の造りの同館は国の登録有形文化財で、国際なかなか遺産の認定も受けています。
 保存会では館の維持保存のために、随時、映画上映や文化イベントを開いており、観光客の見学にも対応しています。森社長は「地域活性化のために旭館を存続させたい」と意欲的。町内外の協力も得ながら、伝統と歴史の白壁の町・内子の一翼を担っています。

※愛媛MP後援会会員様の特典:

会員証提示で人気の酢卵ゼリーを1個サービス


森社長からのエール

優勝とNPB入りの実現を

「パイレーツさんは内子町小田で開催された試合を観戦したことがあります。また、試合当日のプレゼント提供に協力させて頂いたこともあります。ぜひ頑張って、優勝とNPB入りを果たしてください」