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オリキャラをドット絵で描きたい

はじめに

こんにちは。マスカットさん主催の2022年ドット絵アドベンドカレンダーに参加させていただいています。MapleCです(https://twitter.com/MapleCat_GBF)。
去年の丁度この日、ドット絵のアニメーションについて語らせていただきました。(小さいドット絵で描くアニメーション


去年の12月13日以来のnote投稿です。

前回の記事を書いた当時はアニメーションに夢中でしたが、あれから一年の間、自分はキャラクターデザイン(キャラデザ)に注力してきました。今回の記事もそれについて語ろうと思います。この一年で何を思ったか、何が変化したか、自身も見返せる日記のような形で残していきたいと思います。

キャラデザを始めてのドッターとしての変化

今年に入ってから色々な方からキャラデザの機会をいただきました。別の視点からドット絵を見直す機会となり、ドッターとしての変化を感じる機会は多くありました。昔よりドット絵のサイズへのこだわりが薄れたように感じます。去年の時点では、小さいドット絵の描きやすさにアドバンテージを感じていましたが、今は表現の幅に合わせてドット絵の大きさを選択するようになりました。


今まで描いてきたオリジナルキャラクター達

次にclip studioを導入したことが大きな変化です。
ドッターとして活動し始めてからすでに6年の月日が流れましたが、それ以外のイラストはほとんど描いていませんでした。始めはドット絵のままキャラデザをしていたのですが、良い機会だと思い、clip studioを購入しました。
ドット絵でのキャラデザよりキャラクター達の解像度が増すので、自分にはこちらの方が向いていると思います。ドット絵を描くにあたって、どこを切り捨ててどこを表現するかが大きな肝になっているので、イラスト→ドット絵の流れは良い練習になります。

まだドット絵のみでキャラデザをやってた時代
(いつかリメイクしたい)

そういうわけでclip studioを使い始めたのですが、如何せん使える機能が多く、なれれるのに時間がかかっています。さらにはドット絵しか描いてこなかったため、描く線の稚拙さが目立ったりしています。ドッターのしての技術がほとんど役にたたないので、一から学びなおしている感覚です。
なので、今はイラストレーターとしての伸びしろがこれからの変化につながると思っています。

キャラデザで個人的に気を付けていること

シルエット

これは個人的な好みでもあるのですが、凹凸の多いシルエットをイメージしてます。服や頭の装飾、キャラクターのモチーフによってはしっぽを生やしたりします。シルエットだけでどのようなキャラクターか想像しやすいのが理想になります。

しっぽを生やすだけでもシルエットに面白みが増す

色の比率

キャラクターの色合いも表現において重要なので、考えて塗っています。自分のデザインではメインカラー6-7割、サブに1-2割、アクセントカラーに1割程度の比率で考えています。メインとサブは補色にの関係になるように色を置いたりもします。色相理論はまだ勉強中なので、近いうちに参考書でも読んでみようと思います。
(おすすめのものがあったら教えていただけるとうれしいです。)

キャラデザからドット絵にするまでのプロセス

アイデア出し(設定など)

まず、まともなアイデアがなければ何も描くことは出来ないので、頭の中のアイデアを文字に書き出していきます。明確なモチーフを決め、簡単な絵をかいたりもします。この段階では質より量なので、思いついたものは全て書き出します。


携帯のメモ帳に描かれたメモ。忘れそうなものは全部書いておく。

今回は(長らく放置していた)お題箱から複数のお題(食べたい日本食、和装、刀)をモチーフとし、一つのキャラデザに集約していきます。すべてのアイデアを箇条書きにした後、不要なアイデアを消したりして大体のキャラクター像を固めます。

線画(ポージング)

でてきたアイデアと頭の中に浮かんでいるキャラデザを照らし合わせながらポージングなどを決めていきます。見せたいパーツを最大限見せられ、キャラクターの性格にフィットしたポージングを選択します。

クールな感じ。装飾を均等に見せたいのでポーズはシンプルに

ポージングが決まったらシルエットを意識しながら装飾品などを加えていきます。細かな部分以外はここで簡単なラフを描いておきます。

傘帽子と刀と大まかな服装を描いてしまう
(ちゃんとした線画は上書き保存の波にさらわれました)

色塗り

今回はラーメン+和風な侍なので、そのイメージに沿うような色を選んでいきます。といっても帽子についている麺とナルトの色いがいは特に決まっていないので、ノリと勢いにまかせてどんどん色をおいていきます。

線画の下のレイヤーに色を置きます。

ドット絵で描く

もとの絵にそってドット絵をうっていきます。トレスで描いてもよいのですが、模写のほうが楽しいので元の絵を横目に見ながら描いていきます。

ラフです

自分の場合、目がドット絵の大きさの指標になるので、目だけはラフの時点でそれなりに描きこんでおきます。パーツの前後関係をはっきりさせるため、後ろに行くパーツは暗めの色にしておきます。

色をおく

ドット絵を描くときは線画という概念がないので、パーツの形をイメージしながらガシガシその色で塗っていきます。立体的にするために一部のパーツにはすでに影色を加えておきます。なるべく近い色が重ならないようにそれぞれのパーツを配置していきます。どうしても重なってしまう場合は、片方のパーツの色を大きく変えて差別化をはかります。

こまかな調整

影やハイライトをさらに加えて少しリッチな感じにします。足や刀の長さ、右手の大きさなどを調整してあります。色の数を増やしすぎるとぼやけた印象になるので、同系統の色は多くても三色におさえておきます。満足できるクオリティに達したら完成です。

まだまだ発展途上ではありますが、ドット絵のモチベーションは今でも有り余っているので、来年も描いていきたいと思います。ドット絵やオリキャラ制作に興味がある人、

ドット絵描こうぜ!

オリキャラ作ろうぜ!

蛇足

「食べたい日本食を描いて!」「和装+刀」のお題をくださった方、長らくお待たせしました。描こうと思ってたんです、いや本当に。

お題箱のお題全てを描けるわけではありませんが、ご気軽に描いてほしいものを投げ入れてください。(キャラクターとかだと描きやすいです。)
お題、お待ちしてます!


(オクトパストラベラーの新作が2月24日にでるから買う人は語らいましょう)



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