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"いのちだいじに”な働き方を実践したら一度も昇進しなかった話

こんにちは。50歳@世帯主サラリーウーマンです。「いのちだいじに」は、ドラゴンクエストでの戦略で、戦いの時に絶対に死なないように戦う自動モードです。個人的には「がんがんいこうぜ」の方が好みなのですが、家族の暮らしを背負っていたことと、長い人生大切に生きたいので、「いのちだいじに」を心がけ、30代から40代にかけて仕事していました。

とはいえ仕事の裁量権は欲しかったので、「管理職は目指します、ただし無理はしません」というスタンスを示していました。客観的に見るとなんて都合のよいスタンスだな~と思いつつ、自分を実験体にして、果たしてどのような処遇になるか、観察することに。その結果がタイトルです。案の定?な結果に(笑。

会社員は30代、40代前半までが最も大事と後から気づく

「管理職は目指しますよ、ただし無理はしません」というスタンスを具体的に行動で示すと、短時間勤務は早期に切り上げてフルタイムに戻る、前日までに分かっている残業や宿泊出張等は受ける、研修は前向きに受講する など積極的に行う一方、突然の残業はやらない、休日出勤を含め休日に仕事はしない、飲みニケーションしないです。

私の場合は、二人目の後の職場復帰が35歳で、確かフルタイムに戻ったのが1年後の36歳でした。一人目の産前産後休暇に入ったのが31歳。ここで約5年のブランクがあるので、気持ち的にはかなり焦っっていました。

「ああ、大事な30代の内、半分キャリアに空白作ってしまった」という焦りですね。しかし一方で、子どもと晩ごはんは一緒に食べたいし、出来る限り参観日などのイベントには参加したかった。結果的に、残業はしないし、有給もきっちり消化するような働き方になりました。「転居を伴う異動出来ます!」とアピールしたり、時には「もっと仕事回して下さい」と上司に要求する時もありましたが、オーバースペックになると「出来ません」と断わりもしたので、タイトルの結果で終わってしまった。

今考えると、かなり図々しい社員ですね。

子育てのタイミングが重なり昇進の仕組みに乗れない

所属する会社の人事では、30歳を過ぎた社員の中から「未来の管理職候補」を選定して、選ばれた人がマネージメント研修を受けながら、財務、経営企画部門を経験させた後に、遅くとも40代半ばまでにマネージャー昇格させます。

子どもを生み育てる場合は、30代は幼児の子育て期と重なり、1人につき2年はブランクが空いてしまう事になる。現在は、休業期間中に資格取得などの通信教育を受けれるサービスなど、キャリアが途切れないような制度が出来ているので、下の世代は少しましかもしれないですが、下の子が中学生になる頃はもう40代の半ばになっており、気がつけば「昇進対象外集団の1人」になっていました。

七転び八起き!もう一つの働き方

それでも、別の方法でモチベーションを保ってでここまで働いて来れました。それは、「やりたい仕事をするために社内で異動する」です。平社員は「現場」で仕事出来るので、せっかくならやりたい仕事のある部署でやりがいを感じながら働きたい。

今まで合計すると6部門を渡り歩いてきました。自発的に異動希望を出して動き始めたのは、下の子が小学生になった40歳過ぎてから。その後有り難い事にやりたい仕事をさせていただいています。もし、あと20年遅く生まれていたら、社内異動でなく、転職していたでしょう。

しかし昇進しないと家計はきつい

子どものいる世帯の場合、一般的に最も支出が増えるのは子どもが大学に通う時期です。我が家もばっちり当てはまり50代前半で2人が大学生。さらに住宅を購入しているので、ローン返済と重なっています。多きな誤算は、人事制度見直しという理由で、給与を下げられた事です!

まだ若い読者の方にアドバイス出来るとしたら、一つだけ。一番貯蓄出来る幼児期~小学生の間に高額な幼児教材を買ったりせず、教育費を厳選して絞って、18歳になるまでとっておきましょう!


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