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ようやく辿り着けたしあわせ

小さいころから完璧主義な私。昨日noteに書いたお弁当箱のくだりも完璧主義だからか、と書いてからふと思った。憧れの曲げわっぱ、それを手にすると言う目標。(めちゃくちゃ気に入ったやつ)秋田の大館に行った時に見た曲げわっぱに惚れて、でもその時はお金に余裕がなくて買えなかった。帰ってきてからいろんなとこで曲げわっぱを見たけど色や形が色々あったしやっぱり秋田で見た曲げわっぱが忘れられない…。

そして、お弁当箱は曲げわっぱ!絶対お気に入りの曲げわっぱ手にしてから!というふうになっていった。でも、目標が近すぎてしんどくなっていた。お弁当作りたい欲は出てきたのにお弁当箱はない。でも買うなら曲げわっぱがいい、、。とりあえずで物を買いたくない。意固地だ。こだわりが強すぎるなー。自分で自分を縛ってる感じ。お弁当箱に限らずこういうことはよくある。憧れや目標をもう少し遠くに設定するのはどう?まだあと60年は生きるつもりでいるし、どうしても秋田の曲げわっぱがいいならまた今度秋田に行った時に買うのは?それかまだいろんなとこで曲げわっぱ探しつつ、今はプラスチックの気に入ったお弁当箱でお弁当作るのは?と自問自答してみたら「あ、そっか。今のことしか考えてなかった。憧れを今手に入れることだけ考えるんじゃなくて、『いつか』と遠めに設定したらいいか。」と思えた。そこからは気持ちが楽だった。そして行動も早かった。彼とお弁当箱を見に行って、これがいい、あれも素敵、お箸はこれ!袋はこれ!と楽しい時間を過ごした。
お弁当は限られた空間をどう使うか、限られた朝の時間、もしくは前もって前日に何を作るか。たのしい。すごく楽しい。つめるの難しい。時間もない。でも、たのしい。そしてお昼。お弁当箱を開けた時のにおい。ごはんといろんなおかずのにおい。懐かしい。おかあちゃんにお弁当作ってもらってた高校のお昼のにおい。しあわせ。

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