最近観た映画について書く①




はじめに

 初投稿ということで、noteの機能に慣れるという意味でも、最近観た中でも特に印象に残った映画について、感想などを自由に書き散らしていきます。今回は全てAmazon Prime Videoで視聴したものになります。
 映画自体とは全く関係ない話も書いています。またネタバレも含みますのでご注意ください。

『もっと遠くへ行こう。』

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CP5LQSDL/ref=atv_dp_share_cu_r

 ついさっき観た映画ですが、正直まだ整理し切れていないところです。
 全体的にふわっとした抽象的な内容でしたが、大きく捉えると「人間とAIの共存」がテーマなのかも? AI、つまり偽物の夫を愛してしまった妻と、最終的に自分も偽物の妻に寄り添う夫、これ合ってますかね。
 途中で出て来たカブトムシみたいな虫は、何かの暗示でしょうか。最後に夫が虫を潰したのには何か意味があるのでしょうか。わからないことだらけでした。
 中身が同じだったら偽物も愛せるのでしょうか。中身は同じでも偽物は偽物でしかないのでしょうか。そんなことを問われたようでした。難しい問題ですね。

『テルマ&ルイーズ』

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B09PRDWMTK/ref=atv_dp_share_cu_r

 今年(と言ってもまだ9日ですが)観た中で今のところベストがこれです。
 この女たちはどこまで進むんだろうか、あとテルマは男に振り回されすぎではと首を傾げてはいましたが、最後で持っていかれました。カーチェイスってなんだか熱いですよね。キスシーンも全然甘い雰囲気じゃなかったのに、心臓をぎゅってされました。これ観た後に、ラルクの「Driver's High」が聴きたくなって聴いてました。最高でした。
 余談ですが、この時初めてのレシピでミルクティーを作って飲んでましたが、大変美味でした。

『ミーガン』

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0BYW4H2L3/ref=atv_dp_share_cu_r

 予告編を観た時点では、ミーガンという人形が暴走するだけの話かと思いましたが、いざ本編を観てみると、主人公の女の子と叔母(登場人物の名前が全然覚えられないのです)の複雑な関係もわりと見所かなと思いました。まぁ、両親が亡くなって親戚と暮らすようになったけど上手くいかないというパターンはベタかもしれませんが。
 あと、ミーガンがどこまでもいっても結局ロボットでしかない、みたいな描かれ方も良かったですね。でも一番良かったのは、女の子がフリースクール? 林間学校? 的な所に行った時に、ミーガンがぬいぐるみに囲まれて置かれていたシーンです。ぬいぐるみが好きなので。
 最後は意味ありげに終わりましたが、続編は作らずにこれ一本で良いかもと個人的には思います。

『カクテル』

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07MDJ3L7J/ref=atv_dp_share_cu_r

 自分の中では五分五分の評価というか、何ならイマイチ寄りの映画でした。
 前半は本当に面白かったんです。展開もそこそこ早かったし、登場人物の言葉のキャッチボールもユーモアに富んでたし、カクテル作るシーンとかめちゃくちゃかっこいいんですよ。それで、この俳優どこかで見覚えあるなと思ったらトムクルーズでした。トムクルーズってこんなかっこいいのかとこの映画で判りました。
 ただ、段々ちょっと「ううむ」と唸りたくなるような話の流れで、なんか急にテンポ悪くなった? という印象を受けました。カクテル関係なくなってくるし……。前半が良かった分、余計残念に感じました。

『白痴』

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B096265X24/ref=atv_dp_share_cu_r

 『カクテル』の内容を書いた後に、次で最後にしようかなと思いまして、一本は邦画から選ぼうと思いこれにしました。一応坂口安吾の「白痴」という短編が原作になっていますが、脚色がかなりされています。とはいえ寺山修司監督の『草迷宮』よりかは原作に沿っていました(『草迷宮』の映画も面白いですよ!)。
 良く言えば飽きが来ない、悪く言えば疲れるといった具合にカオスワールド超展開です。もう少し具体的に説明せよと言われましても、本当にカオス過ぎて逆に何を説明したらいいか分かりません。ただ、デジタルリマスター版というのもあるかもしれませんが、1999年の映画としては映像美が素晴らしかったです。
 これも余談になりますが、『明治開花 安吾浦物帖』などの安吾作品を題材にした「UN-GO」というアニメがありますが、これもまぁまぁ特殊というか、かなり独自路線な内容でしたね。安吾作品を題材にすると妙にファンタジックになるという風潮でもあるのでしょうか。非常に興味深いところではあります。

おわりに

 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
 初回なのでもっと簡潔にする予定でしたが、ついキーボードを打つ手が止まらずここまで来てしまいました。レポートもこれぐらいサクサク進むと良いのですが。
 今後も映画の他に、本やアニメやゲームや楽曲などの感想を書いていくつもりです。暇つぶしぐらいの気軽さで読んでいただければと思います。
 それでは、またお会いしましょう。

追記 2024.2.20
 最初に紹介した映画のタイトル(邦題)が『もっと遠くへ。』となっておりましたが、正式には『もっと遠くへ行こう。』です。なぜ行こうが抜けた……?

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