#どうかしているとし課 依存しているとしか思えない
整形外科に行くためにタクシーに乗った。車があれば10分もかからないが、暑いのと鈍い足の痛みに勝てず使うことにした。
走り出して5分もたたない頃、
LINEの着信音がしたので確認しようとしたら携帯がない。
何度もカバンの中を探したが、ない。
着信音は運転手さんの携帯で、どうやら私は携帯を家に忘れてきたようだ。
忘れたと気づくと頭の中が急にぐるぐる回り出した。
「帰る時どうやってタクシー呼ぶ?」
「公衆電話使えばいいじゃない?」
「公衆電話に行ったところで電話番号わからないし」
「そもそも公衆電話なんてどこにある?」
「公共の乗り物で帰るなんて思っていなかったから、帽子とか日傘忘れたし」
「待ってる間、暇だよね」
おばちゃん
#どうかしているとし課
こんなことが一瞬のうちに頭の中を駆け巡る。
日傘も帽子も持たずに、携帯電話に頼り過ぎてなんと無防備に無計画に外出していることか。
そして私だけでなく、人の日常って携帯がないくらいでこんなになってしまうのか?
私は携帯に依存している方ではないと思っていたが、立派に依存しているではないか!
結局、帰りは痛みも和らいでいたので路線バスと徒歩で帰宅。
帰る方法はちゃんとある。
携帯を持つ前はこうやって移動していたのだから。
携帯忘れたぐらいで
#どうかしているとし課思えない 。
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