304/プチデジタルデトックス
昨日、ピアノのレッスンに出かけた時に家にスマホを忘れた。
レッスンと往復の移動を含めて約2時間。
忘れたことに気づいたのが駅の改札の中だったので戻ることもできず。
急な用があったときには家に連絡をしてなんとかしてもらおう。
ここまで考えられるということは、まだ「携帯依存」にはなっていないらしい。
レッスン時間は30分。
この時間はスマホを見ることはないけれど、
往復の電車の車内やレッスンまでの待ち時間はいつもスマホを見ていたことに気がつく。
教室では最近Wi-Fi環境が整ったので、待ち時間もついついスマホを見ていた。
スマホがないころは往復の電車では何をしていたんだろう?
カバンの中には必ず本が入っていてそれを読んだり、窓の外を眺めたり、人間ウォッチングをしたりしていたかもしれない。
ふと見ると車内のほとんどの人、老若男女問わずスマホに眼を落している。
これでは周りのことも気にならないし、
見たまま電車を降りたら歩きスマホになるなぁ。
前に座っている男の子はさっきまでスマホを見ていたけれど、
ノートと鉛筆を取り出して勉強を始めたらしい。
受験生なのか?
なにか気になることがあったのか?
窓の外は曇り空で雨が降り出しそう。
でも、西の空がうっすら明るくなっているからしばらくは降らないだろう。
スマホがあったらこんな些細なことにも気がつかず、
降りる駅までずっと下を向いて画面を見ていることだろう。
自分は「スマホ依存ではない」なんて、言えないなぁ。
これから、あえてスマホを持たずに外出するのもいいかもしれない。
「何かあったらどうしよう」の「何か」って、いったい何なのだろう?
その「何か」はいつやってくるのだろう?
その時すぐに電話に出られなかったとして、何が変わるのだろう?
2時間ほどのプチデジタルデトックス。
スマホを自分の関係を見直すきっかけになった。
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