昭和は遠くなりにけり

広島の安宿に2泊して松山に帰ってきた。
念願のアマンドロールを多めの保冷剤入りで買って・・・。

どこへ行っても昔の記憶と照らして判別できるのは道くらいで、他は昔の面影を探すのは難しかった。
30代を過ごした公務員宿舎は跡形もなく消え失せ、新しく高級マンション風(?)の宿舎が何棟か建っていた。

街中を歩いていると、学生時代に行った地下喫茶店の朝日珈琲サロンが当時のまま残っていた。地下に降りると満席、待ち合い用の椅子で待機した後、案内された。店の雰囲気も、珈琲の味もカップも昭和のまま。追加で好物のフルーツパフェ。客層は、若者も多いが、50~60年前の若者も目立った。全てが変貌した中で、ひとつでもこういう場所を見つけると嬉しい。
職場は、広島(30代)→東広島(40代~50代半ば)→広島(66歳で退職)と移り、自宅は広島(30代)→東広島(40代~60代)→松山(70代~)と移ったので、退職してからの10年近くは広島に出ることはほとんどなかった。
どうやら、無意識のうちに20代~30代の記憶を探していたような気がする。この歳になると未来に光を見つけるのは難しく、必然的に過去の楽しかった場面に浸る傾向ある。

昭和は遠くなりにけり・・・を実感し、広島宇品港からフェリーに乗って帰ってきた。

追伸)ホテルは agoda でネット予約したが、ツイン2人分で2泊とも5000円台半ばで泊まれた。もっと安いところはあったが、交通の便など考慮した。agoda 以外によく利用する予約サイトは、Booking.com、楽天トラベル、じゃらんなど。