見出し画像

みっけを始める前に起きたこと

私、松岡美緒はこの地球と生きる方法を探している。
「普通」「当たり前」は誰が決めたのか。
私がしたいことは本当に「難し」くて「大変」なのか。
やってみなきゃわからない。
あとは実験するだけ。

ウォールデンの森の生活をしたソローは
私たちの持ち物はすべて無駄だと言っていた。
だから彼みたいに森に住んでみた。
私はフクロウに出会い、明日を心配しすぎるのをやめた。
モノはいらないことが分かった。

画像2

沈黙の春を書いたレイチェル・カーソンは
地球の美しさを感じる力は誰でも持っていたと教えてくれた。
だから自然に時間を委ねてみた。
私の人生と森と海の波がリンクした瞬間を何度もみた。
私は地球の一部だった。

画像2

美味しい革命を起こしたアリス・ウォータースは
安心で美味しい給食は一つの教科になり得ると言った。
だから食べるものをちゃんと選んでみた。
私は私が食べたもので出来ているとわかった。
ついでに気候変動を止めるために食を変えることも学んだ。

図1

私のパーマカルチャーの扉を開けたのはフィル。
全ては繋がっていると何度も辛抱強く繰り返す。
だから分かったというのをやめた。
学びが終わらないように。
空気のこと、水のこと、今ここにいる自分のこと、
本当に知ってる?

画像4

一緒に森に住んだ翠くんが聞いた。
暗闇は本当に見えない?
太陽の色は何色?
時間は誰が作った?
どれも少しだけ答えられるようになった。

画像5

出会った結び目を辿ってみたら「今」と「昔」にたどり着いた。
小学生だったときと同じ喜びに心が満たされる感覚。
小学生の自分がもっと前に進めるよと背中を押してくれる。
Map is full of knots.
地図の上は結び目(繋がり)でいっぱい。
その結び目が強くなる時、地球はもっと輝くだろう。

画像6

みっけいいだしっぺ・松岡美緒のプロフィール
1992年東京生まれ。家族の転勤のおかげで、沖縄や石川など日本各地の自然の中で時間を過ごす。日本の難民問題、消費社会に搾取され続ける第三世界の現状を知り、イギリスで国際開発学を専攻。平和構築を目指したパキスタンのNGOに従事するなど、世界中の農村を旅するうちに、食を中心にいのちの手触りを学ぶ学校菜園(Edible Schoolyard)に出会う。日本帰国後、千葉県のPhil Cashmanらのもと、パーマカルチャーデザイナーの資格を取得し、子どもたちと自然を繋ぐガーデンティーチャーに。現在、東京から徳島県神山町に移住し、循環する暮らしを実験中。環境メディア・スパイラルクラブのメンバー。



この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?