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明日からでも実践できるプレゼンのコツ

・はじめに
・話し方
・話す内容(資料の作り方含め)
・話す時の構成
・終わりに


はじめに

全ての人が1度は自己PRが必要な場面に直面したことがあると思う。しかし、これはとても難しい事であり、本当の自分の魅力を伝えられる人は少ない。
そこで、これからそのコツを分かりやすく伝授していく。すぐにでもできる事もあるので、明日に控えている人も是非読んで欲しい。

** 話し方のコツ**

まず、話し方についてだ。これがプレゼンにおいて最も重要と言っても過言ではない。大きく5つのポイントがある。

①動きをつける
PRは自分の魅力を伝えるので、相手を引きつけることが重要だ。そこで足や手、体を使って伝えると効果的に伝わる。しかし、日本人には馴染みがなく難しいので特にやりやすい点を紹介する。
・「1つ目に…」などと数える時、順位が出てくる時に指を折る
・特に伝えたい時、フリーにしている手を腹ぐらいまであげ抑揚を表現する
・「たくさん」などを表現する時に手だけでなく背伸びまでする
・「ここで重要な…」など聞いて欲しい時に指を鳴らす
これは一例だが、出来る人は、動きに間違いは無いので、思う存分取り入れてもらっていい。

②接続詞を強調して多用する
いわゆる有名な構成は「まず…次に…最後に…」だろう。確かにこれは重要だが、それでは、肝心の内容に関しては大枠しか伝わらない。そこで、文を短く切って接続詞を強調して利用することが効果的になる。どのような物を実際使えばいいのか迷う人もいると思うが正直なんでもいい。作文では無いので、「それで」、「だから」、「実は」などを多用すると大抵の文は違和感を感じさせず伝えられる。
ここで注意だが、強調しないと効果は半減してしまう。

③語りかけるように話す
「みなさんは…したことありますか?」という言葉などを客に言葉を向けると多くの人が顔を上げてくれるはずだ。どれだけ必死に話していても相手が注目しなければ意味はなくなってしまう。

④台本を読まない(少し難しい)
話し手に求められているのは、資料に書かれていることを読み上げることではなく、どれだけ分かりやすく伝えるかだ。台本は演技でもない限り淡々となりがちであるので、その場で文章を組み立てて話すことは重要だ。

⑤重要ポイントを惹きつける
聞いている中で、「キーとなる」、「ポイント」、「唯一の」などの言葉は客を惹きつけることができる。特に日本人に対しては、カタカナの言葉の方が効果抜群だ。

** 話す内容**

次は内容についてだ。ここでは、資料の作り方についても紹介する。時間のない人は飛ばしてもらって構わない。しかしこれだけは学んで欲しい。相手を引きつけるのは内容そのものではなく、プレゼンのテクニックがほとんどだ。

話す内容をどのように決めているだろうか。よく言われていることだが、話題には需要と供給のバランスが重要だ。
話すことは得意だが、あまり相手に伝わってない人は、その情報が本当に相手にとって有益か、求められているかを考えていた方がいい。もちろん、本当に伝えたいのであれば話すべきだが、その時には相手を引き込む話し方のテクニックをあげることを努力した方がいい。
話すことがうまく思いつかない人は、多くの場合、レベルの高いものを求めすぎている。一般に見るプレゼンは得意な人がしているので勿論とても上手に聞こえるが、そこまでの物を求められているかを考えた方がいい。自分を紹介するときは、見せようとしすぎてないか、ということを気をつけよう。

**資料を作るときに気をつけること8**

・人間の目は左から右、上から下
・矢印の向きは散乱しない
・重要度の低いところにこだわらない
・相手の第一印象にどこが残るか考える
・余計なモーションを使わない
・文字を入れすぎない
・参考イラスト、画像は装飾ではない
・大枠を一目で分からせる

** 話す構成**

ここでは話す順番のテクニックについてだ。
これには引きつける、より魅力的にする、上手に思わせるの3つの役割がある。

引きつける方法
引きつける最大の方法は、自分の事より相手のことを先に多く話すことだ。
「ここにいるあなたたちは〜したことがあるだろうか。もしあなたたちが〜だとしたらどうだろうか。きっと〜なはずだ。実は私は〜だ」
このようにすると相手が興味を持った状態で初めから聞いてもらえる。
また、相手に考えるという行為を辞めさせて仕舞えば、自然と聞いてはもらえなくなるので、途中で問いを投げかけることも重要だ。

魅力的に見せる方法
魅力的に見せるというのは多くの人が食いつくということだ。そこでキーワードは「変化」。想像を裏切るようなことが重要なのだ。そのためにはまず相手に想像を大きくさせることが必要になる。

上手いと思わせる方法
実は、上手いと思わせる事は紹介している事自体を良く見せてしまうことができる。方法としては色々あるが、最もやりやすい事は、最初と最後が繋がる事だ。いわゆる伏線回収のようなもの。これでも十分難しいが、心がけてみて欲しい。

最後に

ここまでで述べてきた事は初心者編のようにしているが実際難しいと思う。しかし、たった1つ取り入れるだけでも、十分変わることができるはずだ。言葉だけでは分かりにくい分もあると思うので、プロの人のプレゼン(特にスティーブ・ジョブズ)などを見て、より理解を深めることをお勧めする。
ここまで読んでくれた方に最後のポイントを伝えたい。それは自信を持って挑むことだ。
少しでも役に立てていたら嬉しい。