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不妊治療1年目(初通院など)の話 ※現在不妊治療4年目です

不妊治療の記録、2回目の投稿です。見て頂きありがとうございます。
今回は、私が不妊治療の病院に初めて行った時のことを書いてみます。
数年前の事なのでうろ覚えの部分もありますが、ご理解ください。

2017年8月、私は初めて近隣にある不妊治療専門のクリニックに足を運びました。当時、周囲に不妊治療中の知り合いはおらず、病院の情報が全くなかった為、不妊治療の情報雑誌に載っていた近場のクリニックに電話をかけて予約を取りました。

初診時は夫と一緒にクリニックに行きました。
クリニックは広々とした待合室に人がいっぱいで、椅子も空いていない程混んでいました。
不妊で悩む人がそれほど多いのかと驚きました。
3時間程して診察に呼ばれ、医師にこどもを望んでからどれ位経つのかなどのこれまでの状況をきかれた後、私は血液検査と内診を受けました。
また、一緒に受診した夫は、精液検査を受けることになりました。

初診では3万円ほどかかりました。「不妊治療にお金がかかるときいていたけれど、とても高い」と驚きました。この時の血液検査は自費診療で、検査項目が多かった為、高額になってしまったようです。

2週間ほど経ってから私の血液検査と夫の精液検査の結果が出ました。
血液検査は特に問題がなく、卵巣内にどれくらい卵子が残っているかを示すAMH(抗ミュラー管ホルモン)の値は6.73でした。
幸いなことにAMHの数値は高めだったようで、「卵はまだいっぱいあるね」と医師はコメントしていました。

さて、夫の精液検査です。
「精子の運動率が低いかもしれません」
顕微鏡で拡大された精子の写真を医師に見せられながら、そう言われました。全く動かない「不動状態」の精子が多く、私の夫の場合、全体の18%程しか動いていなかったのです。
結果をきいて「不妊原因は精子にも原因があったのか」と初めて知り、腑に落ちる思いがしました。
夫は運動率の低い原因を探る為、クリニックの男性不妊外来に暫く通うことになりました。

次の受診で私は「卵管造影検査」を受けることになりました。
カテーテルを用いて子宮内に造影液を流し込み、子宮内膣から卵管、腹膣内へ造影液が流れていく状態を観察しながら、レントゲン撮影する検査です。
この検査を通じて、精子と卵子が出会う通路である「卵管」が詰まっていないかを調べることができます。
検査は平日の昼間のみで仕事の休みが取れるか心配でしたが、幸いな事に土曜出勤の振休がちょうど当たり、検査に行くことができました。カテーテルを膣の中に入れていく時に若干違和感がありましたが、痛みは特にありませんでした。
数週間後、結果がでました。
「特に異常はなし!卵はまだいっぱいある!では次の生理が来て5日目くらいに来て下さい」
そう医師は言いました。

ここで私は一通りの検査が終わり、いよいよ妊娠する為の不妊治療開始です。まずはタイミング法を試してみることになりました。
これは生理があった5日目以降に内診を2~3回行い、医師が排卵日を判断、そのタイミングに合わせて性行為を行う方法です。性行為はクリニックでは「タイミングを取る」と呼んでいます。
卵胞から卵子が飛び出してくる排卵に合わせてタイミングを取ることで、妊娠するよう働きかけていく方法です。

タイミング法を始めてから保育所である職場との兼ね合いなどの様々な問題が出始め、その後私は社員から一旦パートに切り替わった後、退職することになります。

その辺りは次回以降のnoteで書いていきたいと思います。

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