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住所をカメラで読み取り、配送ルートを最適化!FedExでも使われているドライバーのための配送最適化アプリ「Straightaway」|Built with Mapbox

本記事では、Mapboxを導入しているStraightawayについてご紹介します。

アメリカには約7万人のFedExのドライバーがおり、1日8時間の勤務で平均150~200の配達をこなしています。ドライバーは毎朝配送伝票を受け取るだけで、配送伝票に記載されている配送先は、順不同で、地図やナビゲーション、方向性なども一切記載されていません。

Straightawayは、1日1時間以上節約できる超効率的な配送計画に変えることで、ドライバーの大規模配送を解決します。それには、ライブ混雑データと住所をペアリングするAIルーティングが使われています。

カメラがインターフェースに

この配送伝票は、10ページ以上、平均配送先150箇所にも及びますが、その1ページ1ページをドライバーに撮影してもらいます。携帯電話のカメラと光学式文字認識(OCR)ソフトウェアを使って、住所の写真をジオコーディングし、最も効率的なルートに編成します。以下がその様子です。

AIによる最適化は、交通状況や道路状況、工事状況など、1日中、常に更新されるさまざまなデータをすべて考慮します。

配送伝票をアップロードすると、ドライバーはリアルタイムに更新されるルートを確認することができます。例えば「127番と128番道路の間で渋滞している」とドライバーに知らせることが可能です。

カメラに映った住所の写真が鮮明でない場合、APIから即座にエラーのフィードバックがあります。配送伝票の住所部分にコーヒーの染みがあれば、アルゴリズムが異常値を示し、ドライバーはすぐに手動で上書きすることができます。

また、ドライバーのルートがユタ州のソルトレイクシティを示しながら、イリノイ州のシカゴに停車するルートが入っている場合、それはおそらく正しいルートではありません。UXはすべての潜在的なエラーをドライバーに表示するため、ドライバーはスワイプして編集し、ルートを更新します。

ルートの最適化

ドライバーが手動で並び替えをしたいこともあるため、ドラッグ&ドロップで変更できる簡単なUIにしており、一括編集機能も持たせています。

運転モード

このアプリには「計画モード」の他に、ナビゲーションする「運転モード」の2つのモードがあります。150件の配送先を持つドライバーは、配送先の住所を常に把握する必要があります。運転モードでは、ドライバーは30秒ごとにターンバイターン*のナビゲーションと交通情報を更新しながら、各配送先を確認する目的で概要を把握することができます。

*ターンバイターン:経路誘導(ナビゲーション)システムのユーザーインターフェースの一種で、交差点などでの進行方向を音声や矢印アイコンなどで表示する表示方式のこと。

ルート履歴

ドライバーは、有料道路や高速道路を避けたり、渋滞に最適化するなどのオプションをオン・オフして、それぞれのドライバーの好みに合わせてアプリを設定することができます。さらに、より正確な到着予定時刻をお知らせするために、停車時間を調整するなどの機能もあります。

Straightawayは、まさにTo Doリストです。ドライバーは配送が完了した際にチェックしていくことで、満足感を得ることができます。また、ドライバーがチェックすると、地図がその場所を理解し、今後より正確な住所や配達場所をドライバーに促せるようになります。

NikeのRun Clubと同じように、ドライバーが自分の進歩を確認したいと思う場合、Straightawayは「今年、今月はどれだけ時間を節約できたか?」「何マイル走ったのか?」「私の統計はどうなっているのか?」という統計情報をドライバーに提供しています。

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*本記事は、Mapbox Inc. Blogの翻訳記事です。

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