「1-3-3」読書法(読書メモ?)

読書における困りごと

たくさん本を読んでも、本で読んだ知識がすぐに脳→言葉→行動に出てくるとは限りません。(少なくともわたしはそうです)
「あー、それ、どっかで読んだよ」「なんかの本によると、それはあれだよ、あれ」「たしか、本に出てたから、Go●gle先生に訊くといいよ」…このような発言は、聞き手にとって、参考になる知識ではありません。ほぼ情報量ゼロです。(説得力もゼロという可能性もある)
また、言ってる本人も根拠がない(覚えてない・記憶も記録もない・自信もない)ので、趣味嗜好の本ならそれでもいいのですが、仕事で役立てようとすると、結局、「Go●gle先生」もしくは「密林」に訊く、ということなります。最悪の場合、ファクトチェックのために同じ本をまたポチり、書棚に同じタイトルを二冊並べて、「やっちまった…」となります。

読書の目的と我流読書の定義

わたしはたくさん本を読みたいです。それは量をこなしたいというのではなく、たくさんの「知識を」「身につけたい」のです。アウトプットできる・知識を活かせるようになりたい、=選択肢を持てるようになりたい、ということです。目的はここです。(趣味嗜好の本は除く。好きで読んでる本は楽しさが目的なので、徒然なるままに記憶から流れていってもいいと思ってます。あと趣味嗜好の本は何度も読むので、意外と忘れない)

わたしにとって、「知識を身につける」ための読書は、
1:インプット(効率的に)
2:アウトプット(言動と行動に出せる)
3:全体の中の関連性の把握(あの本のあの部分はあっちの本のあそこに関連~)
までできて、初めて「選択肢が増えた」と言えると定義します。
ムズイな…。

「1-3-3」読書法

そこで、目的に近づくために考えたのが、下記の対応「1-3-3」読書法です。
1:インプット
 →読む目的を一文で明文化・メモし、その視点を持って読む
2:アウトプット
 →人間が一度に覚えられる数には限りがあるので、目的というフィルタをかけて「これは!」という情報を3つ、メモる
 ただし、一冊の情報が3つだけでは意味が分からなくなる可能性があるので、情報1つにつき、3こ、子情報をメモる
(子情報以外で気になったTipsは欄外へ適当にメモ・極力しない)
3:関連性の把握
 →上記のメモ方法だと1冊の本がA5・1枚にまとまるので、それらを寝る前にパラパラ読み返す・該当するジャンルの「本の地図」に分布位置を記入する

「1-3-3」読書法のデメリット

この読書法は、目的が明確で視点が定まる分、デメリットとして、「視野が狭くなるので、その本の読み方が偏る可能性がある」。さらにメモる情報を3×3に絞るので、「その本の詳細全部はカバーできない」。

「1-3-3」読書法のメリット

しかし、そもそも、たくさんの本の中からその本を選んだ時、「これだ!」という目的・理由・第一印象があったと思うのです。だから、読むことによって、それを満たせればいい。一冊の本で一つ忘れない貴重な学びがあれば御の字。そこを「3×3=9」だから、9倍お得(?)だよ!
さらに本一冊まるごとの知識を体得するのは、瞬間記憶能力保持者かその本の著者か語り部みたいな記憶するのが仕事・趣味の人でもない限り、無理です。
「知りたかった知識をおさえる+全体の中でその本の存在を忘れない」。
わたしは自分の読書の目的を遂行するには、これでいいかなと思いました。
その本は手放さない限り、手元にあります。その本の、ジャンル全体の中での位置は「本の地図」で把握しているので、「1-3-3」以外の知識が必要になったら、また読み直そうと思います。
「1-3-3」読書法そのものも、まだ改良の余地があると考えていますので、より目的に合った改良ができたらいいなと思います。


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