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認知症の発症リスク40%↓ #55

 認知症の内容を書く中で発症リスクやデータに関係した話題も入れないといけないかと思います。ちょうど昨日から認知症関連の学会も開催されていますので良いタイミングです。

下記の記事では鳥取大学の浦上先生が解説しています。

 まずは2020年、世界的な医学誌である「Lancet」に「生活習慣などを改善することで認知症の発症リスクが40%下げられる」という研究が発表されました。ここで「認知症リスク因子」として紹介されているのは①難聴、②社会的孤立、③抑うつ、④喫煙、⑤大気汚染、⑥高血圧、⑦糖尿病、⑧肥満、⑨運動不足、⑩頭部外傷、⑪過剰飲酒、⑫教育歴(知的好奇心の低さ)の12因子があげられています。
 これらについてはライフステージを若年期、中年期、高齢期の3つに分けて注意すべきことも記載されています。中では大気汚染など環境によるものもありますが、個人の努力で対応できるものも多くあります。

 あと認知機能を維持させる12のポイントに関しては、WHOが発表した認知機能の低下リスク低減に向けた初めてのガイドラインが出ていますし、下記のサイトでは具体的に項目建てされていますのでご参考ください。

 地域で介護予防や認知症予防の取り組みを自治体が進める中で、住民さんから「この取り組みは本当に意味はあるの?」と問われることは良くあります。
 認知症予防に関してはまだまだエビデンスが多くはありませんがWHOの方は具体的な運動習慣、生活習慣などに触れていますので一定の回答は出来ると思いますのでご覧ください。 

認知症の発症リスク40%下げる「3つの習慣」
出典 幻冬舎
認知機能を維持させる12のポイント
出典 相談e-65.net


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