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食事と認知症予防 #11

WHOの推奨する認知症予防の取り組みの中に地中海食の内容がある。肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病の予防・改善に有用であり、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患予防する。また地中海食を続けることで認知機能の低下が抑制され、認知症の予防につながる可能性も言われている。

上記のニュースでは大規模な長期の臨床試験での結果を載せているが、食生活に気を遣う方と、気を使わない方で差が出なかった。
もちろん一つの結果であり、バランㇲの良い食生活は体にとっては良いだろう。認知症予防は多くの人が興味のある内容であるが、偏った意見や食事内容にならないよう注意すべきと感じた。

今年の神経医学の専門誌に、スウェーデンにおける大規模な臨床データが発表されています。2.8万人を超える、認知症のない一般住民を対象として、詳細な食事内容の調査を実施。その後の経過を20年以上にわたって観察したという、非常に大規模で長期間の臨床研究です。現在、世界的に推奨されている、食物繊維や魚を多く取り、赤身の肉や加工肉を減らした食事を厳しく守っている人と、そうした注意を食事にまったくはらっていない人とを比較したところ、意外なことに認知症の起こるリスクには、はっきりとした差は見られませんでした。

日刊ゲンダイ


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