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小樽市:認知症当事者へのARTRIP(アートリップ) #735

このnoteでは認知症に関連した情報発信と全国区市町村での取り組みを紹介しています。またメンバーシップでは通常のnoteとは違い「認知症ちいきづくり」に関心、興味のある方に参加いただき「ともに学ぶ場」にしたいと思います。
ブログ「認知症ちいきマップ」では過去noteに掲載した記事のまとめとその他、興味のあるものを雑記ブログとして紹介しています。


はたはたです。
いつもnoteみていただきありがとうございます。

絵画を見ながら対話して認知症の進行を和らげる「ARTRIP(アートリップ)」の鑑賞体験が、似鳥美術館で行われました。

似鳥美術館は旧北海道拓殖銀行小樽支店を改装して作られた美術館です。

https://www.nitorihd.co.jp/otaru-art-base/nitori-museum-of-art/

あと美術と認知症に関しては臨床美術というワードで過去にnoteでも紹介しました。

今回の記事では「ARTRIP(アートリップ)」という言葉で紹介されています。

こちらは一般社団法人アーツアライブが主催する会で行われていますが日本財団助成事業「美術館における認知症当事者対象の社会処方的プログラム実施」の一環でアートリップが行われています。
現在も募集はしているかもしれません。

2023年度 日本財団助成事業 「美術館でのアートリップ実施と講演会」実施館募集中

 アーツライブでは、今年度日本財団の助成事業として、全国の美術館対象に、認知症当事者と家族対象の対話型鑑賞事業 ARTRIP(アートリップ:アートの旅)の実施デモンストレーションと 一般向けの理解と啓発を目的とした講演会「アートx美術館x認知症」を今年度(2024年3月末まで)に実施を希望する美術館2館を以下の要領で公募しております。

 実施内容:
①認知症当事者とご家族4-5組(10名以内)を対象の対話型鑑賞ARTRIP実施
  美術館内のギャラリーで作品を前にグループでの対話型鑑賞を実施します。実施時間は説明を入れて正味1時間。作品選定や、場所の作り方などを担当学芸員の方と一緒に企画していきます。 参加者募集についてもアドバイスいたします。
         
②一般向け講演会「アートx美術館x認知症」
   講師: 一般社団法人Arts Aliveの代表理事 林容子 
   時間: 1時間半
   内容: 認知症当事者対象の対話型鑑賞ARTRIPの特徴、プログラムの臨床的効果  

終了したものもありますが小樽に加えて、下記の美術館で事業は実施されていますのでお近くの方は参加してみてはいかがでしょうか?

実施と講演会
12月3日(日)   三重県立美術館    アートリップ実施と講演会
12月13日(水)  川崎市岡本太郎美術館 アートリップ実施
12月17日(日)  同美術館       講演会「アートx美術館x認知症」
2月7日(水)   栃木市立美術館 午前中アートリップ実施、午後講演会
2月25日(日)   秋田県立美術館  アートリップ実施と講演会
3月3日(日)   熊本市現代美術館  アートリップ実施と講演会
3月15日(金)   丹波市立植野美術館  アートリップ実施と講演会
3月18日(月)   豊橋市美術館     アートリップ実施と講演会
3月23日(土)   倉吉市美術館     アートリップ実施と講演会

上記日本財団助成事業 「美術館における認知症当事者対象の社会処方的プログラム実施」の一環です

尚、上記の美術館の担当学芸員によるそれぞれの館での実施報告と今後の課題についての検討会を3月30日(土)に東京の国立新美術館にて開催します。

音楽も美術も化粧も非薬物療法としてすべて確立しているものではないにせよ認知症当事者や人の心を動かし、笑顔にする力があると思います。

認知症予防の話があると運動プログラムに集約されがちですが本人がやりたい事の選択肢として様々なものがあると良いと感じました。

最後までみていただきありがとうございました。

絵画鑑賞 認知症の人にも 介護家族ら美術館で体験会 小樽

出典 北海道新聞

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