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相互作用


ヒスタミン中毒

 魚の鮮度悪いと結核の薬『イスコチン(一般名:イソニアジド)』を飲んでいる人がマグロなどの魚を食べると、頭痛や吐き気、蕁麻疹といった「ヒスタミン中毒」を起こすことがあります。

 特に、鮮度の悪い赤身の魚で起こりやすいため、『イスコチン』を飲んでいる間はいつもより鮮度に注意し、できるだけ赤身の魚は避けることをお勧めします。


 また、この「ヒスタミン中毒」は、魚を加熱調理しても避けられないことに注意が必要です。

 マグロやカツオなどの赤身の魚には、「ヒスチジン」というアミノ酸が豊富に含まれています。この「ヒスチジン」は、魚に付着している細菌(Morganella morganiiなど)の働きによって「ヒスタミン」に変えられていきます。

 そのため、新鮮な魚に「ヒスタミン」はほとんどありませんが、時間が経つと共に「ヒスタミン」が増えてくることになります。

 通常、少しくらいの「ヒスタミン」を摂取しても体内で分解されてしまうため、中毒症状を起こすようなことはありません。

 しかし、『イスコチン』には「ヒスタミン」の分解酵素を阻害する作用があるため、『イスコチン』を飲んでいる時は「ヒスタミン」を分解できません1)。

 そのため『イスコチン』を飲んでいる時は、普段は問題にならないような少量の「ヒスタミン」でも中毒を起こしてしまう恐れがあります。

 実際、『イスコチン』の添付文書には、併用注意の項目に「マグロ等」と記載されています2)。

 イスコチン』を飲んでいる時は、いつもより魚の鮮度や保管状態に注意し、マグロやカツオなど赤身の魚を食べる場合には必ず新鮮なものを選ぶことをお勧めします。


アレグラとフェキソフェナシン

 アレグラとフェキソフェナジンを併用するとアレグラの吸収が低下します。


風邪と胃腸薬

 風邪薬や痛み止めにより、胃が痛くなることがある。そんな時、風邪薬又は痛み止めの予防として唯一、併用できるのが新セルベール整胃プレミアム。ガスター10やスクラートは予防に使うにはリスクが高く、相互作用を起こす可能性も高いからだ

新セルベールはテプレノンが医療用セルベックスと同量


セントジョンズワ一ト

 薬学部ってセントジョーンズワート愛好会でもあるのかよってぐらいにセントジョーンズワートが出てくるから、ドラストで初めて見た時に感動したよね


このサプリくん、ジゴキシン、テオフィリン、抗HIV薬、経口避妊薬、シクロスポリンなど、あらゆる相互作用を起こすのでもはや最初から避けた方が良い


牛乳と一緒に使うとダメな物

 カゼイン


マクロライド系

 イベルメクチンはマクロライド系抗菌薬の一種であり、マクロライド系の有名な副作用に心臓発作で突然死を引き起こすQT延長症候群があります。


予防目的の長期服用や、基礎疾患のある患者への投与はお勧めできません。

CYPとの相互作用のある薬剤を内服している方もリスクがあります。


ビタミンCと胃腸薬

 ビタミンCはアルミニウムを含む胃腸薬と相互作用あり】

ビタミンCは、アルミニウムの体内への吸収量を増加させる恐れがあります。


アルミニウムを含む主な市販胃腸薬

✅第一三共胃腸薬

✅太田胃散

✅キャベジンコーワ


アルミニウムの過剰摂取はアルミニウム脳症の危険性があり透析患者には禁忌❗


キャベツとアトルバスタチン

 キャベツとアトルバスタチンの相互作用】


✅アトルバスタチン

✅リピトール

✅アマルエット

✅カデュエット

✅アトーゼット


このような薬にはアトルバスタチンと呼ばれる成分が配合されています。

キャベツはアトルバスタチンの代謝を促進する可能性があります。

つまり効果を弱めてしまうかも😱


アレグラとグレ一プフル一ツ

 アレルギー治療薬の『アレグラ(一般名:フェキソフェナジン)』は、「グレープフルーツジュース」を飲むと吸収が低下し、効果が弱まってしまう恐れがあります。

 また「グレープフルーツジュース」に限らず、「リンゴジュース」など他の果実飲料でも同じように効き目が弱まってしまう可能性があります。


 『アレグラ』を飲んでいる間は、「グレープフルーツジュース」を含めた果実飲料は避けることをお勧めします。


お茶と薬

 鉄剤はお茶で飲んではいけない」と昔から言われています。これは、「鉄」がお茶に含まれる「タンニン」と複合体を形成し、吸収されにくくなるからです。しかし近年、貧血状態の身体は鉄を吸収する力が高まっていることもあり、鉄剤をお茶で飲んでも貧血治療には大きく影響しないことが明らかになってきました。このことから、最近ではお茶を厳しく制限する必要はないとされています


睡眠薬リスク

 睡眠薬のリスク

短期的リスク 一過性の健忘、せん妄誘発

長期的リスク 反跳性不眠、退薬症候、依存形成、薬物耐性、認知症

常時抱えるリスク 筋弛緩作用によるふらつき・転倒・骨折、認知機能低下、多剤との薬物相互作用、眠気


相互作用ダメ

 クラリス』には、多くの薬の代謝・分解に関わる酵素「CYP3A4」の働きを阻害する作用があります1)。そのため一緒に使ってはいけない「併用禁忌」の薬が非常にたくさんあります


相互作用少ない

 ジスロマック(一般名:アジスロマイシン)』と『クラリス(一般名:クラリスロマイシン)』は、どちらもマクロライド系の抗菌薬です。


 『ジスロマック』は、相互作用が少なく、服用の手間も少ないです。

 『クラリス』は、値段が安く、経済的負担が少ない薬です。


 マグミット』に含まれる「マグネシウム」は、他の薬の吸収に影響を与えることがあります1)。そのため、こうした相互作用を起こす恐れのある薬は同じタイミングで服用せず、2~4時間程度の間隔をあけるなどの対応が必要です。

睡眠導入剤とアルコ一ル

 睡眠導入剤などぜったいにアルコールと同時服用してはいけない薬ではない。アルコールと同時服用することで肝臓や神経の働きに相互作用はあるが、それを踏まえても「飲まないより飲んだほうがいい」薬


薬とグレ一プフル一ツ

 グレープフルーツと薬の相互作用には「フラノクマリン類」というのが関係しているらしいですよ。柑橘でもグレープフルーツに近い種?などは影響する

カフェインと薬

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