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等々力渓谷の魅力

私は等々力渓谷のリピーターである。等々力駅で降りるとまず成城石井があるので、等々力渓谷に向かう前にそこでお酒やごはんを買う。ここに住んでいる人らは、下町の私からしたら貴族のように思う。だから成城石井のある街は、テンションが上がる。私のカーストが上がったように感じるのだ。成城石井を出て、そのすぐ脇に等々力渓谷の入り口がある。ここの入り口の看板でまず記念写真を撮るのが恒例だ。はい、そこ立って、はーい、はい!と言って撮る。あまり意味はない。しかし恒例なので仕方ない。

渓谷はいつも涼しい。いつだったか真夏に行ったけど、それでもとても涼しく感じた。こんな都会で森林浴が出来るとは、と、毎度のことながらえらく感動するのだ。前日が雨だと、川が濁っていて少し残念なのだが、濁りなく透明な水が流れていると、とても良い。そういう日は大抵晴れているので、木洩れ陽に川面が反射して、キラキラする。渓谷の上は道路が普通に通っているが、けっこう深い谷なので、とても静かなのである。だから川のせせらぎが東京の道路の下で聞こえる。これは素晴らしいことなのである。

渓谷のジャングルのような木々が大好きで、緑がたくさんある。歩道は綺麗に整備されていて歩きやすいが、歩道の横に生えている木々たちは、少し整えられてはいるが、自由気ままにすくすく育っている。

芝生公園とかいう公園があって、そこで花見をした。花は桜ではなく、梅だったと思う。友達はアボカドペーストを持って来てくれて、それが美味しかった。うまいうまいとそれを気に入った私は、別件の花見の時に持って行ってみた。これが案の定、褒められたのである、しめしめ。この写真の時の乱雑なランチがなかなか元気でよろしい。

コンクリートジャングルと本物のジャングルを味わえるのはここ等々力渓谷だけかもしれぬ。花見の季節はもうそこまで来ている。アボカドペーストを持って、等々力渓谷へ行こう。あと成城石井。

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