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書き初め

あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします。

年末年始になると全てのことが一時休戦状態に感じられますね。さっきまで2019年の腹の底に溜まってたものを吐き出すように書いていたのですが、こうして新年を迎えるとそれらは、決して終わっていないし解決もしていないけれど、少しだけ軽いことのように思えて、楽になりました。

先日、田辺聖子さんの短編集『ジョゼと虎と魚たち』を買って、ついさっき読み終えました。関西弁で進んでいくお話に感化され、人と話すときはヘタクソな関西弁が出てしまいます。

優しい言葉なのになかなか厳しい状況ばかりの人々が登場していて、現実に起これば大変だけど言葉にすることで簡単に話が進んでいき、けれど本の中の人たちの心情は、言葉にすることで現実よりもゆっくりと味わい深くなる、ということに気付きました。

2020年は、自分の心をじっくり観察して、味わいたいな、と思いました。

気質でもあるけど、あまりにもスピーディーに世の中を走り抜けたからか、2019年11月にかなり疲れてしまい、少し違うやり方をしたいと思いました。漠然とそう思うだけで何も決めてないけど。

本を読むこととか、レジャーシートで芝生に寝っ転がることとか、銭湯行くこととか、そういうことをもっと増やそうと思います。なんとなく。

2020年もどうぞご贔屓に〜。

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