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フジ、フォーエバー

何年か前にロクナナが欲しくて、フジのGF670を購入した。マキナを買おうと思っていたが、人気があって中古なのに高価だし、壊れたら治らないかもしれないと思って、現行で出ているGF670を新品で買った。意外かもしれないが、私は結構新品が好き。

レンズが蛇腹になっていて、使わないときは仕舞うことができる。その点も決め手の一つ。持ち運びにコンパクトになるというのは、私にとってはかなり重要である。使ってみての感想は、信じられないくらい綺麗。シャープネスが効いていてかっこよく撮れる。あとフィルムは絶対にフジを使った方が良い。グリーンが鮮やかに飛び込んでくる。

これは三浦海岸。ネガで撮ってみたのだが、プリントするよりも、リバーサルで撮ってそのまま見た方が美しさを実感できる。だから私はこのカメラをリバーサル用として使おうと思った。驚くべき描写力に、プリントが負ける感じがした。ただ単に私のプリント技術がカメラの性能に追いついていないだけだと思う。だから、純粋に撮影を楽しむカメラだと私の中で決めた。

どんどんフィルムが追いやられていくが、人気の写ルンですだってフジだし、印画紙もフィルムもタイトに生産し続けているのはフジである。化粧品事業も増やしたことで、経営の方も息を吹き返した。それはこれまでの財産によって出来たことである。

フジは、写真の希望の光だと私は感じている。だからできる限りフジに投資し続けようと思う。ずっとフィルムが残っていてほしいけど、そんなこと思っていても口に出しても、私一人がやっていたって意味がない。とにかく投資し続けて、写真を続けることがフィルムの未来に続くと思って、今日も明日も撮影をする。

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