7月2週目「8番出口」
ライターの山口真央が、今おすすめのエンタメをご紹介!
今回紹介するのは、2023年11月にSteamから配信された「8番出口」です。
配信直後から、SNSで「8番出口ネタ」で大盛り上がりしていたのを、指を加えてみていた私。
2024年4月からNintendo Swichでもプレイできるようになり、5歳の息子と遊んでみました!
「8番出口」には大ヒットもうなづける、クリエイターのヒントがつまっていたので、推しポイントを2つに分けて紹介します。
①「地下鉄の通路」という身近な舞台
「8番出口」のゲームはいたってシンプル。
「私」は地下鉄のとある通路を、
8番出口に向かって歩いています。
通路には、壁に貼られたポスターや
前から歩いてくるおじさんなど、
いくつもの要素があります。
そのどこかに「異変」を感じたら道を逆走しないと
永遠に8番出口にたどり着くことはできません。
つまり「8番出口」は、3Dの間違い探しゲームです。
シンプルなのに、多くの人の心を掴んだのは
舞台を地下鉄の通路にしたこと。
行ったことがある場所を舞台にすることで
プレイヤーが没頭しやすい構造になっています。
実際、私は「8番出口」をプレイしたあとに
地下鉄の通路に行ったとき
ゲームの中に自分がいるような感じがして、
めっちゃワクワクしました!
プレイヤーの日常の景色を変えてしまうなんて、
製作者はクリエイター冥利に尽きるだろうなと想像します。
多くの人が感情移入しやすいように
誰もが行ったことのある場所を舞台にするのは
コンテンツづくりの参考になりそうですよね。
②間違いを「異変」と表現したこと
シンプルな要素に、深みを与えているのが
地下鉄の通路に隠された「異変」です。
解説するとネタバレになってしまうので
プレイしてもらうしかないのですが…
どれも「異変」という言葉でしか
表現するしかない絶妙な間違いなので、
ホラー好き、謎解き好きの人は
満足できること間違いなしです!
言葉を生業とする自分としては
間違いを「異変」と表現したことに、
このゲームの魅力が60%ぐらいあるのでは
と感じるほど……。
言い過ぎかもしれませんが、
文字がメインのコンテンツ(小説や漫画)だけでなく
どんなコンテンツでも
言葉選びって大事だなと感じました。
本日もお読みいただき、ありがとうございました!
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